
こんにちは!新卒エンジニアとしてCARTA HOLDINGSに入社してます、そーやです!事業部はCARTA COMMUNICATIONS(CCI)所属となります! 今回はCARTAで新卒として入社し、CCIに配属されてから3ヶ月が経ったので、配属からの3ヶ月で新卒が行った業務を実際にレポートしていこうと思います。CARTAに入ってみたい!気になってる!という方に、「CCIに配属されて最初どんな業務するんだろう?」を伝えていければと思います!
配属直後は何するの?
配属直後にやったことは大まかに分けて以下です!
- 挨拶回り
- プロダクト理解
- 環境構築
挨拶回り
数多くあるプロダクトの中の1つに配属され、まずはOJTとの顔合わせを行なっていきます。
OJTは新卒1人につき1人が割り当てられます。OJTは日頃の業務に近い方がアサインされ、僕の場合はジョインしたプロダクトを開発している先輩です。
OJT以外にも開発部のメンバー、ジョインしたプロダクトの開発に携わるビジネス職メンバーなど様々な方達に挨拶を行なっていきました。皆さんとても温かく迎えてくれて、とてもいい会社だと感じました。
プロダクト理解
初めに、実際に携わるプロダクトについて、以下の基本情報などを教えて頂きます。
- どうゆうプロダクト?
- 開発背景は?
- 使用技術は?
僕はCoCoBoardというプロダクトに配属されました。
CARTAエンジニアには「技術力評価会」という評価制度が半期に1回あり、その半期で行った業務をまとめ、他エンジニアに評価して頂きます。
cartaholdings.co.jp
技術力評価会ではプロダクトを何も知らない人向けにプロダクトについて説明するために"自分の仕事の内容をまとめた資料"を書きます。これをCARTAでは評価会資料と呼びます。
今回はこの評価会資料をベースにOJTにプロダクトについて説明して頂きました。
環境構築
開発環境の構築も行なっていきます。僕がジョインしたプロダクトではVSCode Dev Containerを用いており、Docker環境が導入されていれば、ボタン1つで開発環境を構築することができました。環境構築に時間を割かれるのはエンジニアにとって大きなストレスですが、VSCode Dev Containerのおかげで、スムーズに開発環境を整えることができます。新たなチームへのジョインを円滑に進めるための一助となり、とても良いプロダクトだ、、!と感動しました。
配属後~1カ月でやったこと
配属1カ月後までは、ビジネス側との定例や簡単なタスクをこなしつつ、プロダクト理解をさらに深めていきます。主なタスクとしては以下となります。
- AWS Jump Start研修
- 新卒エンジニア読書会
- 開発タスク
- Mac用の開発環境整備
- Nuxtアプデ開発
AWS Jump Start研修
AWS Jump StartはAWS社が主催している、「AWSを学び始める」「AWS をより活用できるようになる」を目標にしている方に向けたプログラムです。
CARTAでは新卒エンジニアがこのプログラムに参加し、AWSの基礎知識を身につけていきます。プログラムは全部で2日間あります。1日目ではEC2,Amazon Auroraなどのサービスについて基礎的な知識を学び、その後は可用性、スケーラビリティの高め方などAWSを用いて実践的なアプリケーションを構築する手法を学びます。2日目では1日目での学習事項を踏まえ、与えられた仕様を満たすようなアプリケーション構成を実際に設計するワークを行います。個人ワークを行った後、グループで議論を行う形式です。
新卒エンジニア読書会
CARTAでは読書会文化が浸透しており、書籍の購入費用を支援する制度も存在しています。
>購入補助制度があるなら活用するしかないだろ、、!!
ということで新卒エンジニア陣で自発的に読書会を開催しています。今現在読んでいるのは名著『Real World HTTP』です。HTTPを歴史から学ぶことができます。読書会は1時間の会を週1で開催しています。事前に読む課題読書型ではなく、読書会の時間に今日はここまで読もう!と一斉に読み始めて、各人がコメント・疑問点をドキュメントに書いてく方式で進めます。
開発タスク
開発業務としては、Mac用の開発環境整備、Nuxtのバージョンアップデート対応を行いました。
Mac用の開発環境整備
- CoCoBoardではこれまでたまたまwindowsでの開発者しか存在しませんでした。しかし、僕がプロダクトでの初Macユーザーとなり、Macで環境構築を行ったところ、一部手順に不具合が発覚しました。じゃあ初回はこれを直してみようね、ということで配属後初リリースはこのタスクでした。PRが初めて本番環境にマージされたときの感動は忘れられません。我が子が1人立ちしたらこんな気持ちなんだろうなと思いました。
Nuxtバージョンアップデート
- CoCoBoardではNuxtを利用しており、バージョン3.4→3.11へのアップデートを僕のタスクとして実施しました。マイナーバージョンアップデートではあるものの、一部ほぼ全ファイルを修正しなければならない変更があったりと、配属後では一番大変なタスクとなりました。しかし、バージョンアップデート対応という内容の特性上、プロダクトのほぼ全てのコードをざっと確認することとなるので、プロダクト理解のためのタスクとしては非常に有益でした。このタスクを通じプロダクト理解をさらに深め、より発展的なタスクをこなせるようになっていきました。
1カ月~2カ月でやったこと
同期総合職との読書会
- 1~2ヶ月では総合職同期との読書会も行っていきました。こちらはCoCoBoardで関係がある総合職同期が主催してくれました!読んだ本は『月商100万円を達成する最強のec運営術』です。この本ではECで売上げを上げていくための重要事項が分かりやすく解説されています。読んだ内容を「自分ごと化」し、実際に自分たちの業務にどう活かせるのか?を議論しとても良い読書会となりました。エンジニアとしても、普段総合職がどんな業務を行なっていて、何を課題に思っているのか?を知ることができ、より良いビジネスを生み出すために総合職とコラボレーションを行うことが非常に大切であると感じました。
同期エンジニア・総合職合同の媒体勉強会
- CCIに配属された総合職同士で、それぞれが担当する媒体についてプレゼンを行い、理解を深める会にも参加させていただきました。ここでは、エンジニアにも発表の機会をいただき、「CARTAエンジニアを知ろう」というタイトルで、総合職の同期に向けてCARTAエンジニアのフルサイクル開発について発表を行いました。勉強会後のフィードバックでは、「単にコードを書くだけでなく、ビジネス成長を意識してPDCAサイクルを回しているため、総合職とエンジニア間のコミュニケーションが重要だと感じた」といったコメントをいただきました。総合職の同期に対するCARTAエンジニアの理解を深めることができ、非常に有意義な機会となりました。
開発タスク
各テーブルのヘッダーとフッターを固定表示するように変更
- 配属後1ヶ月を過ぎるとよりプロダクトの価値につながる開発を担当するようになりました。ビジネス職側との定例を通じ、プロダクトに対する要望・バグなどを毎週ヒアリングし、エンジニアが改善していきます。この開発タスクも定例でのビジネス職の方からの要望で、ユーザーはスクロールしても常にヘッダーとフッターの情報を確認できるようになりました。どの列が何の情報を示しているのかを常に把握できるようになったため、特に大量のデータを表示するテーブルにおいて視認性・操作性が大幅に向上しました。これにより、データの解析や操作がより直感的かつ効率的になり、ユーザー体験が向上しました。
2ヶ月~3ヶ月でやったこと
CCI新卒研修合宿
2ヶ月から3ヶ月目にかけては、CCI新卒研修合宿が行われました。この合宿では、CCIに配属された新卒全員が集まり、与えられた課題に対し提案を考え、発表を行っていきます。
合宿の目的は「斜めの関係を作る」と「問題解決能力の向上」です。新卒エンジニアとしての視点から、実際のビジネス課題に取り組むことで、より実践的なスキルを磨くことができました。総合職、エンジニア関係なくグループが組まれるので、総合職とどう議論していけばいいのか、エンジニアとしてどんな立ち回りができるのか、を実感することができました。総合職の皆さんはプレゼン発表が皆上手で凄い、、!となりました。また、役員陣など上級職の方からのフィードバックも頂け、より実践的なアドバイスを受けることができました。
発表後はBBQも行い、リラックスした雰囲気の中で、普段話す機会が少ない方々と交流することができ、新たな視点やアイデアを得ることができました。プロダクトに関する相談もできて非常に有意義な時間でした。
開発タスク
jestからvitestへの移行
配属から2ヶ月が経つと、割り当てられたタスクをこなすだけではなく、自身でプロダクトの改善点を探し、意思決定し開発を行うこともやり始めました。jest→ Vitest移行はその1つです。これまではCoCoBoardではjestを使用していましたが、以下の点でVitestの方が優れていると考えました。
- Nuxt向けのプラグインが充実している
- 高速でモダンなテストフレームワークである
- 移行コストがさほどかからないこと
- デフォルトでモノレポジトリ構成に対応している
- VSCodeでTest Explorer拡張機能が存在し、テストのデバッグが簡単にできる
チームの定例で上記利点を提示し、メンバー全員の合意が取れたため、Vitestの移行を実施しました。 この移行により、テストの実行速度が向上し、開発効率も大幅にアップしました。移行作業は以下のステップで進めました:
- 既存テストコードの解析:まずは現在のjestで書かれているテストコードを全て確認し、vitestに対応させるための変更点を洗い出しました。
- テストコードの修正:必要な修正を加えながら、テストコードをひとつひとつvitestに書き換えていきました。
- テストの実行と検証:書き換えが完了したら、全てのテストを実行して問題がないことを確認しました。ここで発見された不具合を修正し、安定した動作を確認しました。
- ドキュメントの更新:最後に、テストフレームワークの使い方に関する社内ドキュメントを更新し、他の開発者がスムーズに移行できるようにしました。
テストフレームワークを移行するという、割と大きめな改善を提案し行えたことで、プロダクトに自分ごと化して関わることができ始めたなと感じます。まだ新卒という未熟者ですが、間違っているかもしれない自身の改善案を受け入れて頂ける環境にとても感謝しかありません。成長できる環境に配属されたなと常々思います!
まとめ
以上が、CCIに配属されてからの3ヶ月間で私が経験した内容です。この期間で、様々な業務を通じてプロダクトの理解を深め、開発スキルを向上させることができました。また、読書会や合宿を通じて、技術的な知識だけでなく、ビジネス的な視点も養うことができました。
CARTA HOLDINGSは、新卒エンジニアに対して非常に手厚いサポートを提供しており、成長するための環境が整っています。これからも引き続き、様々なチャレンジを通じて成長していきたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。これからも頑張りますので、よろしくお願いします!



