今回はlake.biの開発チームの3名に「lake.biってなに?」「どんなところがやりがい?」と聞いた開発者インタビューです!
では、さっそくいってみましょう!
lake.biとは?
CCI - Capability / CCI-CAPABILITY - Speaker Deck
CCI tech divチームが開発するlake.biについて紹介します。主な機能は2つです。
- 広告レポートの一元管理
- 広告出稿データの提供
1. 広告レポートの一元管理
複数のメディアやアドプラットフォームから出力される自社の出稿データを一元表示するダッシュボード、およびExcelでのレポート抽出機能を実装。業務効率化を目指しています。
2. 広告出稿データの提供
マーケティングプランのニーズに応じて、CCIが保有する広告出稿(配信)データを、媒体・プラットフォーム単位で提供。出稿データ入稿時のミス防止チェック機能も備えています。
主なユーザーは社内の営業または運用者で、広告案件の運用後、社内の営業を通じたお客様(代理店様、広告主様)への実績レポート提供に使用されています。
lake.biを創るやりがい・のびしろ
ここからは、lake.biを開発する3名に「lake.biで働くやりがい」を聞いていきます。
河部 陵(かわべ): 2022年 CARTA HOLDINGS 中途入社。ソフトウェアエンジニアとしてlake.biの開発に従事し、2023年から開発チームマネージャー。
秋本 昌利(あきもと): 2020年 株式会社サイバー・コミュニケーションズ(現株式会社CARTA COMMUNICATIONS)に中途入社。ソフトウェアエンジニアとしてlake.biの開発・運用に従事。現在はフロントエンドのリプレイスを担当。
大前 直士(おーまえ): 2023年 CARTA HOLDINGS 新卒入社。株式会社CARTA COMMUNICATIONSにてソフトウェアエンジニアとしてlake.biを開発。現在はフロントエンドのリプレイスを担当。
開発環境の自由度が高く、新技術への挑戦も積極的に行える
技術広報: かわべさんにとってのlake.biにおけるやりがいや可能性・のびしろを感じるポイントは?
かわべ: lake.biプロダクトでは、多数の媒体から蓄積した実績データの活用に大きな可能性を感じています。外部連携やExcel以外の形でのデータ可視化など、新たな価値創出が期待できます。開発環境の自由度が高く、新技術への挑戦も積極的に行えます。例えば、おーまえ君が担当しているVue(Nuxt.js v2)からReact 18への移行も、その一例です。
また、 社内プロダクトならではの利点として、ユーザーの声が直接聞けることが大きなやりがいにつながっています。 Slackを通じて要望や改善点を気軽に受け取れるため、lake.biの実際の使われ方や要求事項を把握しやすく、開発へのモチベーションにもなります。
ユーザーの声が聞こえやすく、改善のサイクルを回すと直接反応が返ってくる
技術広報: あきもとさんにとってのやりがいや可能性・のびしろを感じるポイントは?
あきもと: lake.biには確かに作りが古い部分もありますが、 全体の構成を見直して古いものから新陳代謝していく余地が大きい状態 だと思っています。
特に注目しているのはETL処理の自前実装の部分です。 現在はJavaで自前実装したものを使っていますが、ここにコストがかかっている状態なんですよね。最近ではSnowflakeやFivetran、dbtなど新しいツールも出てきているので、これらを使った置き換えができる余地があります。
ただ、 現状ではまだ自前実装で行っている部分と戦う余力がないので、入ってきたらこれらのツールへの置き換えをガッと進められる機会があります。 現在のメンバーだけで手が回りきらない理由としては、ユーザーからの要望対応に追われている理由だけではありません。lake.biが利用する各媒体社が提供する外部APIのバージョンアップなど優先的に対応しないとサービスに直接影響が出る部分への対応も、手が回らない理由の一つだったりします。
現状のやりがいとしては、ユーザーの声が聞こえやすく、改善のサイクルを回すと直接反応が返ってくるところですかね。これが非常にやりがいにつながっています。 特に、月に3000本くらい出力しており、自分が開発したサービスが使われている実感が湧きやすいです。また、広告主の要望を聞いて広告を運用しレポートを社内向けに出すという一連の流れが目に見えますし、最終的には社外にも価値を提供できているという実感があります。
lake.biは「フロンティア」
技術広報: 入社2年目のおーまえさんにとってのやりがいや可能性・のびしろを感じるポイントは?
おおまえ: lake.biは「フロンティア」だと感じています。 まだまだ手を付けられていない課題が顕在化してきており、それらをここから解消する機運が高まっています。技術の再選定やSaaSアーキテクチャの見直しなども視野に入れています。
個人の担当領域としては、Vue(Nuxt v2)からReact 18へのフロントエンドの置き換えも進めており、そのプロセスの中で ただ移行するだけではなくチームに技術的な知見や文化を伝えることに価値を感じています。
これまでNuxt.jsを書いてきたチームにどうReactを浸透させるか考えたり、ユーザ影響と新機能開発、具体的な移行方法を踏まえた開発といったさまざまな懸念をともに考える貴重な機会を得られています。
具体的には
ガッと置き換えるのではなく段階的にページ単位で置き換えていく話があり、そのために開発/ページの優先順位や方法を整理しています。
置き換えて終わりではなく今後の開発のために、アーキテクチャや意思決定過程の共有方法、他メンバーにもReactで開発できるようになってもらうための取り組みの検討をしています。
これらは、技術スタックの移行期に起きるフローであり、通常は発生しない意義のあるタスクだと感じています。難易度も重要度も高い経験にやりがいを感じます。
あと 特徴的な取り組みとしては、テストについて考え学ぶ機会を設けており、技術コーチのt-wadaさんと週1でテストに関する議論を重ねています。 チームとしてTDD(テスト駆動開発)を導入しつつあり、プロダクトを継続的に改善しようという動きが活発です。
CCIはSIer的な雰囲気と自社開発的な体制とのグラデーションを体験できる希少な場だと思います。自分たちで解決できない課題でも、CARTAの中にある他事業部から知見を得られやすい横のつながりが強い環境にあるのも大きな強みです。
以上、lake.biの開発者インタビューでした! CARTA COMMUNICATIONSではエンジニアを募集しております。興味ある方はぜひこちらよりご応募ください。