SnowPro Core 認定試験 受験記

CARTA MARKETING FIRM データ基盤チームのebikunです。2年目になり、フレッシュメンたちの追ってくる足音に背中を押されつつ3年目以降は感じ方変わるのかななどと過去と未来に思いを馳せたりしています。

本日めでたくSnowflakeから出ているSnowPro Coreという認定試験に合格したので、勉強どうやったとか実際の問題の感触とかを記憶の熱いうちに書いていきたいと思います。

SnowPro Core is 何

SnowPro Coreのホームページを見にいくとこんなことが書いてあります。

SnowPro Core認定資格は、 Snowflakeの実装や移行に関する特定のコアな専門知識・技術を身につけていることを証明する資格です。SnowPro ™ Core認定資格の取得により、Snowflake AI Data Cloudについて詳細に理解していること、およびビジネス目標を推進するための安全でスケーラブルなSnowflakeソリューションを設計、開発、管理するために必要な知識があることを証明できます。

実際受けてみた感覚としてはAIや既存のデータ基盤からの移行に関する問題はほぼなかったです。一方で「安全でスケーラブルなSnowflakeソリューションを設計、開発、管理するために必要な知識」を集中的に求められているなと感じました。

なぜ受けたか

自分のSnowflakeのベースレベルを引き上げる必要性を感じていたからです。昨年度新卒として入社してから、実は今年の1月までCARTA MARKETING FIRM内の別の部署でDSPの開発をしていました。現在、所属しているデータ基盤チームに配属されてちょうど3ヶ月というところです。その変化の中で、業務における自然な学びだけでなく、基礎知識を体系的に固めておく必要を感じていました。認定取得の過程でそれが達成できそうと考えて受けることにしました。

受験料

175 USDです。私の場合はマネージャー陣の計らいにより「受かったら会社持ち、落ちたら自腹」の条件となりました。試験1ヶ月ほど前は謎の自信に満ちて余裕しゃくしゃくでしたが、合格ライン750点のところ試験2週間前に620点しか取れなかったので焦って猛烈な追い込みをかけたりしていました。

やはり人類、追い込まれないとやらないのかもしれません。

どんな問題出るの

形式は四肢択一か多肢選択(5つの選択肢から2つ選ぶ)が混ざって出てきます。

日本語で受けられますが、同時に英語の問題文も出せます。英語で見た方が、普段見る語彙と近かったりすることもあるのでとりあえず英語を見ておくのはおすすめです。

例えばこういう問題が出ます。正解は最後に。

  1. ウェアハウスを20秒動かして直ちにsuspendした。その後61秒動かして直ちにsuspendした。この場合請求される時間の長さはどれくらい?
  2. 全てのCustom Roleの親を辿っていくと、どのRoleに辿り着くべき?
  3. Column Level Securityが使える最小のSnowflake Editionは?

どんな勉強したの

この2つだけです。

Udemyのトレーニングコースとドキュメントを反復する

本当によく当たっていました。選択肢まで全部当たっている問題もあるレベルでよく当たっていました。解説には対応する部分のドキュメントのリンクがいちいち載ってるので復習もしやすいです。時間測って回答してはドキュメント眺めて復習し...をひたすら繰り返すのが良いと思います。

SELECT.devのBlogに目を通す

SELECT.devはSnowflakeのコスト最適化サービスで、ブログでは重要なSnowflakeの仕様を丁寧に説明してくれています。タスク合間の時間のある時に読み進めたりしていました。

Micro PartitionやWarehouseがスケールアウトした時のイメージを図で持てたのが個人的には嬉しいポイントでした。

この辺りは必読です。

あとがき

SnowPro Coreは全100問で制限時間115分の試験です。配点が均一かどうかわからないので確かなことは言えませんが750点で合格なので推測で75問くらい取れれば良いはずです。

当日は960点で自分でも予想外の高得点でした!!

当日のスコアレポート

正解:121秒・SYSADMIN・Enterprise