技育祭2022春で学生向けに「CTOが語る、これからのソフトウェアエンジニアに必要なことと鍛え方」を話してきました

こんにちは、CTOの suzuken です。先日、サポーターズの技育祭2022春に登壇してきました。当日は多くの学生のみなさんにきいていただきました、ありがとうございました。せっかくなので登壇を振り返りつつ、紹介していこうと思います。

スライドはこちらです。 speakerdeck.com

これからソフトウェアエンジニアになるみなさんに向けてなにを話すか

「技」術を「育」てる祭り、「技育祭」なのだから、なにか「成長」につながることを話してみよう、と考えていました。

じゃあ自分はどうやって成長してきたのだろうか。都度都度どんな人達と関わって、どうやって技術に向き合ってきたのだろう・・ということを掘り下げていきました。せっかく60分間のプレゼンテーション時間をいただいていたので、学習に関することを理論的に話すよりも、自分でしか話せない経験を軸に話してみよう、と構成したのが今回のプレゼンテーションです。なので自分がプログラミングをはじめるところから、実際に就職してエンジニアリングをするまで、そしてその都度あった問題や出会い、面白さというのをなるべく盛り込んで見るようにしてみました。

もちろんこういうスタイルで話をするからには生存バイアスが多分に盛り込まれています・・。なのでそのままこれを実践する、ということではなく、都度どうやって考えていたか、どうやって問題を楽しめるようになってきたのか、ということを想像してもらうように考えました。その結果、この図をぐるぐると回しながら進めていくようにしました。

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実世界の複雑さを楽しもう

一番感じてもらいたかったことは「実世界の複雑さを楽しもう」ということです。いまもたくさんのエンジニア学生さんと話していて、就職することへの不安と楽しみ、自分がやっていけるかどうかということと直面することへの期待と恐れ、そうしたものと向き合っていることを感じています。だからこそ、難しい、けど面白い世界だということ、「やってみる」力をつかって、続けてみてほしい、ということを話しました。

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ここに至ったのは、自分自身がプログラミングを始めた当時に考えていた未知そのものだからです。「果たして自分はやっていけるんだろうか」「勉強しても勉強しても知らないことが大量に出てくる」「そして世界の技術は進歩し続けている」そういう世界でどうやってプログラマとして生活できるのだろうか・・?というのをずっと考えていました。いまもまだ自分は10年ほどしか過ごしていませんが、少なからず10年間こうして続けてきました。問題を楽しみ、知り、息抜きをしながら向き合い続けてきたことで、さらに面白い問題を解けるようになってきました。

少しでも、当時の自分のような学生が、これからの世界に飛び込んでなにかを作り上げていってくれることのきっかけになってくれていたら嬉しいなあと思っています。

与太話: サポーターズについて

余談ですが、サポーターズ自体もCARTA HOLDINGSの一事業であり子会社です。

サポーターズ自体も僕が2012年に入社した頃にまだなかった事業でした。代表の楓さんは僕が入社した当時、VOYAGE GROUPの新卒採用人事担当だったのです。その後、「もっとこれを事業にしていきたい、カッコイイオトナを増やしたい」ということで楓さんがサポーターズを立ち上げていきました。

僕自身、入社前から関わってくれていた楓さんが事業を興すときいて、「ああこの会社は本当に事業開発会社なのだなあ・・」と思ったのでした。会社のなかで様々な機能に関わっていると、「他の会社でも同じことをゼロからつくるのは大変だろうなあ」と思うことは多々あります。そんななかで、当時エンジニア採用をやっていた人事が採用の事業を立ち上げていく。当時はまさかそんなことが可能だなんて、と思っていたのですがもう今年で10年になります。いまこうしてユーザとしてサポーターズと仕事をいっしょにできることがとても嬉しいです。

これからもそうした事業がどんどん立ち上がり、育てていけるように。僕自身もエンジニア文化をしっかりつくって支援していきたいと同時に思っています。

PR: 夏インターンのお知らせ

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ソフトウェアエンジニアを目指す学生さん向けに、CARTA HOLDINGSではこの夏「もの創り実践プログラム『Treasure』」というインターンを実施予定です。

前半ではWebについての体系的な講義を学び、後半ではその知識をもとにチーム開発に取り組んでいただき、もの創りの面白さと難しさを肌で体感いただけるプログラムとなっています。 今年は、バックエンドはGo、フロントエンドはReact・TypeScriptでの講義を予定しており、CARTA HOLDINGSのエンジニアリングのノウハウも余すことなくお伝え予定です。

エントリーはこちらから。ご応募お待ちしております!

もの創り実践プログラム「Treasure」

テーマ:「Go言語を使って学ぶ、価値のあるもの創りとチーム開発」

・開催期間:2022年8月8日 (月) ~ 2022年8月26日 (金)

・時間:10時〜18時半(※カリキュラムによって変動の可能性あり)

・開催方式:オンライン開催(※最終日のみ渋谷オフィス開催を検討)

・待遇:12万円支給

・定員:36名〜48名