今年読んだ技術書の感想を一言ずつ述べていく

CARTA HOLDINGS fluct エンジニアのyanyanです。

2022年はそれなりに技術書を読み漁ったので、印象に残っていたいくつかの本について感想をカジュアルに述べていこうと思います。

A Philosophy of Software Design

いきなり洋書なんですが、ソフトウェアの複雑性とは?というのを知るのにはかなりいい本でした。実際この本きっかけで普段書くコードに対して認知負荷とか考えるようになりました。 実は最後まで読んでません。

APoSD(A Philosophy of Software Design)はCARTA HOLDINGS 社内のエンジニアと @t_wadaさんによる読書会も行われています。自分も何回か参加しましたが、本に書かれている主張に対してエンジニア同士で議論できたり、t_wadaさんから補足をしてもらえたりと、一人で読むよりインプットの質は間違いなく高くなっているので良い場だと思ってます!

A Philosophy of Software Design, 2nd Edition (English Edition)

実用Go言語

Goらしい書き方についての話から、ビルド周りとかHTTPサーバーをどう書くとか、Goで扱いそうなトピックはだいたい触れられていそうな本。 自分は仕事でごりごりにGoを使っているので、今でもたまに辞書みたいに読むことがあります。

実用 Go言語 ―システム開発の現場で知っておきたいアドバイス

ソフトウェアアーキテクチャ・ハードパーツ

モノリシックなサービスをどうやって分割するのか、分割するときに何を考えるのかが書かれた本。 マイクロサービスが最近流行ってるけど、サービスの分割と統合にはトレードオフがあるんじゃよ、ということを教えてくれます。 最近仕事でサービスの分割について思いを馳せることがあったのでためになりました。

ソフトウェアアーキテクチャ・ハードパーツ ―分散アーキテクチャのためのトレードオフ分析

Production Ready GraphQL

現状公開されている書物で一番GraphQLに関する知識が体系立てて書かれているんじゃないかという本。仕事でGraphQLやるならとりあえず読めって感じがします。 スキーマ設計に関することから、認可、ロギング、他のAPI形式からの移行など、だいたい人類がぶち当たりそうなトピックが書かれていていい本です。

この本も社内でGraphQLを使っているエンジニア数人で集まって読書会を行いました。社内ではまだGraphQLの知見がそれほど溜まっているわけではないので、そのインプットとしては良い第一歩だったかなーと思ってます。

book.productionreadygraphql.com

AWS コンテナ設計・構築本格入門

AWSが提供するコンテナサービス (ECSとかEKSとか) を利用するさいの設計の話とか運用の話が書かれた本。 最近ECSでAPIサーバーを作るという仕事をしていたからか、スケーリングの設定に関する部分とか、ログの設計の話とかはなるほどな〜ってなりました。 AWS関連の本とか記事は、仕事で触りだしてからだいぶ読むのが面白くなってきた感があります。

AWSコンテナ設計・構築[本格]入門

おわりに

来年も、たくさん技術書よめるよね、ハム太郎?

へけっ!