内定者アルバイトの経験が、配属前の不安と謎を安心に変えてくれた

自己紹介をお願いします。

はじめまして。1月から入社するまでの3ヶ月間、内定者アルバイトとして参加しましたオーマエです。大学では統計や機械学習を用いた初歩的なデータ分析について学んでいました。

しかし、あまり刺さらなかったので3年次まではPythonやJS/TSで雑にWebアプリを書いていましたし、4年次はシェルスクリプトの移植性について研究していました。

Pythonは講義課題で必要になることも多く、NumPyやPandas、DjangoやFastAPIなど、凡そ定番と思われるフレームワークで慣れ親しんだ言語です。一方シェルスクリプトは、授業とは全く関係なく完全な趣味です。今回のアルバイトで使ったJavaは、大学入学後、最初の半年間だけ触れた言語でした。

アルバイトを始める時、配属先にどのようなイメージを抱いていましたか?

A. 完全に謎

どんなところか全くイメージできませんでしたが、実際には穏やかな方が多く安心しました。

どのような経緯で始めたのですか?

A. 「内定者アルバイトやってみたいです」と軽く言ってみた

10月の内定者懇親会で 「(今バイトしてないし)内定者アルバイトやってみたいです」と軽く言ってみたのがきっかけです。

その後は数回、Google Meetで「いつから始めたいか」や「どういった分野に興味があるか」といった相談をしました。 配属先は興味分野に応じて探していただき、最終的には、候補に上がった事業部の方とmeetで確認をして決定しました。卒業論文の提出日を考慮して頂き「1月から」、「CCI」にお世話になる運びとなりました。

どのような業務を担当しましたか?

A. 社内システムのパッケージ依存関係の更新

社内システムの依存関係の更新対応と、そのシステムで認証情報をより安全に管理・使用するための変更を行いました。具体的には、受信したメールから必要な情報を抽出するJava製のシステムで、更新したのはAPI関連のパッケージでした。

個人が一朝一夕でこしらえたシステムとは違いそれなりに前からあるシステムのため、非推奨や廃止になった機能の対応をしなければならなかった点が新鮮でした。APIを利用するには認証情報が必要ですが、その取得元をAWS SecretsManagerにする変更が今回取り組んだもう一方になります。

やってみてよかったなと思うことはありましたか?

A. 依存関係の更新対応が印象深い

どれもやってよかったと感じていますが、やはり依存関係の更新対応が印象深いです。 「更新?パッケージの数字上げるだけでしょ?」などと高をくくっていた自分が懐かしいです。

想像以上に考慮すべきことが多く何度もハッとさせられました。依存関係の更新に伴いそこそこの数のWarningsが出てしまい、それらを解消できなかったのが心残りです。

やってみて成長したと思えるものはありますか?

A.リリース時に 「何をもってしてリリースしても良いと判断するか?」「"大丈夫"ということを何で担保するか?」を考えるようになった

大学1年以来の、なおかつ真っ当なJavaのコードを書いたため、知識的には新しく得たものは沢山あります。しかしそれ以上に、リリース時の「何をもってしてリリースしても良いと判断するか?」「"大丈夫"ということを何で担保するか?」という言葉が印象に残っています。

それまでは「手元で正常に動作して見えたり、テストコードが成功すればリリースしてしまってよい」と考えていましたがこれには重要な視点が欠けていました。それは「テストで担保できるのはどこまでか」という考え方。

当たり前ですがテストが不十分であれば、その結果の信頼性も不十分ですし、そもそもテストで検証できる限界もあります。己の浅はかさに気づいた出来事でした。

アルバイト経験は今後に活かせそうですか?

3ヶ月という短い期間で何度も自分の未熟さを思い知らされました。 今回学んだことで終わりにせず、実践を重ねて経験に裏打ちされたものへと昇華させていきたいですね。

最後に一言どうぞ!

これまでしたことのない新鮮な体験ばかりでした。今後入社したら、様々なプロダクトでより多様な刺激を得られるはずです。そう思うと4月からの新生活がますます楽しみになりました。

最後に、短い間でしたが何度も助けていただいたチームの皆さん、本当にありがとうございました!今後の配属によってはまたご一緒させて頂く可能性もありますが、内定者としてはここまでとなります。そのときはまたよろしくお願いします!

事業部の人たちとの集合写真