ライトニング・ライトニングトークのすすめ

みなさーんアドベントカレンダーしてますかー!今年何個目かのCARTAテックブログアドベントカレンダーの記事です! 今までの記事はTwitterのモーメントにまとめてあるので、よければ御覧くださいね。

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今日は @jewel_x12 によるライトニング・ライトニングトークのちょっとした紹介です。

ライトニングトークとは

ライトニングトークについてはひょっとしたら既にご存知かもしれません。 5分くらいの短い時間でプレゼンすることですね。技術系カンファレンスのイベントとして開催されたり、情報共有促進のためにLTイベントを企画しているところもあると思います。

弊社でもLTイベントをずっと前からやっています。

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社内LTイベントの課題

過去にやっていた社内LTイベントはたくさんのLTが集まっていて、ケータリングも準備したりと手が込んでおり、開催されると大盛況のイベントでした。

オフラインで集まるイベントだったので、コロナ下のリモートワークが多くなってきた昨今では開催しづらいイベントです。また、夜に2時間程度の時間を確保して行うものだったので、そんなに時間を取るのが難しい方もいたと思います。そして何よりも、長時間開催に耐え得る数のLTコンテンツを用意し、ケータリングも用意して……と運営負荷の高い状況がありました。

ライトニング・ライトニングトーク(LLT: Lightning Lightning Talks)

ライトニング・ライトニングトークとは私が勝手に呼んでいるもので、LTイベント自体を短く(ライトニングに)やることです。

私はLTをやるのも見るのも好きなので、コロナ下でもどうにかLTをやりたいという気持ちがありました。LTやろうよ〜〜〜と運営メンバーに相談したところ、短い時間なら色んな人が参加しやすいのではというアイデアが生まれました。3つ程のLTを募集し、30分程度の時間でオンラインイベントを開催したところ、参加しやすいというのに加えていくつかの良い効果に気付きました。

  • 集めるコンテンツが少ない
  • 短い時間の確保で良い
  • ケータリング等の準備が要らない

これらは全て運用負荷の低減に繋がり、気軽なLTイベント開催を可能にします。LTで喋りたいという声が数個上がってきたら「じゃあやるか〜」と雑に開催できます。

そんなこんなで2年弱この運用を続けてきて、多いときは月2回やったり、トークがないときは1ヶ月以上イベントが無いといった緩さでやっています。

発表例

LLTがどのようなものか分かっていただけたと思います。おまけですが、最近の発表をいくつか紹介します。発表内容はテックなものから趣味の話と多彩です。

TRPGとマーダーミステリーのすゝめ

マーダーミステリーとは事件などの物語が用意されていて、プレイヤーはその中の登場人物として謎解きをやっていくゲームのです。社内ではこれをやっているコミュニティがあるみたいです。

問題のすり替えに気づくシステム思考

エンジニア以外の発表者です。社内LTイベントにはエンジニア以外の方も登壇してくれます。

システム思考は多面的な見方で原因を探り、問題解決を目指す方法論です。発表者はダイエットをしたいと思っていたようですが、システム思考的に考えるとそれは根本的な問題を別な問題にすり替えていたのだ!という内容でした。

バイタリティだけではやっていけない話SIDE:A

業界知識ゼロの状態からプロダクトを作っていくぞ!という中で、様々な問題に立ち向かっていったという話でした。仕事にまつわる良い話です。

お料理力評価会

弊社には技術力評価会という制度があります(初めて技術力評価会を経験したエンジニアにインタビュー - CARTA TECH BLOG)。それにならって、全く料理をしたことのなかった発表者が限られた時間という制約の中で作っている料理を評価してくれ!という内容でした。便利なTipsがいくつもありました。

脆弱性診断レポート共有・出張編

セキュリティチームの方が、今まで発見した脆弱性やお仕事でのやらかしを紹介してくれました。なかなかここに書けないですが、涙なしには語れない話もいくつかありました。

fluctの管理画面のbundleをviteにした話

フロントエンドのバンドルツールチェーンであるViteを試験的に導入してみて、得られた結果やうまくいかなかったことを紹介してくれました。得られた知見をチーム外にも共有する動きは素晴らしいですね。

健康情弱ビジネスに騙されすぎないための技術

健康に関する色んな商品を盲目的に頼るのではなく、知識をもって必要なものを必要なだけ摂取しようねという話でした。実践的な内容も多く参考になります。

読書について 「並行読書」をする方法

複数の本を並行して読むと、それぞれの本の知識が関連しあって意外なつながりを見つけたり、記憶に残りやすいというような話でした。まずは10冊同時に読んでみようという話が新鮮でした。

終わり

CARTA HOLDINGSではエンジニア同士の交流や情報共有をする仕組みがいくつかあり、ライトニング・ライトニングトークもそれを実現する方法の一つです。

最近LTイベントやってないなーという方や、手軽なところからエンジニアの交流を実現したいという方におすすめです!ぜひあなたもLLT!