こんにちは、CTOの @makoga です。
2019年5月にオフィスが移転します。新しいビルなので綺麗だし、社内バーAJITOもリニューアルするのでとても楽しみ。
でも、イベントなどの思い出が詰まった場所と離れるのは寂しいものです。
VOYAGE GROUPでは2006年から毎年夏にエンジニア向けインターン「Treasure」を開催しています。 オフィスが移転するということで過去の参加者たちと「さよならパンゲア・AJITO」というイベントを開催しました。
このエントリはそこでLTした内容です。
10年間で変えたこと
VOYAGE GROUPで利用してる技術に合わせていった
10年前に用意したベースアプリケーションのプログラミング言語はPHPでした。モダンなフロントエンドのライブラリは使わず、シンプルなWebページを表示していました。
当時のサービスインフラはオンプレだったので、インターンではさくらのレンタルサーバを利用しました。
そこから、実際に利用している技術をインターンに取り入れていき、昨年はGo, React, AWSなどになりました。
1人では学びにくいことを講義に盛り込んでいった
学生が1人で学べることはこの10年でものすごく増えたと思います。チュートリアルは充実してるし、ビデオで学習できるし、データも提供されているし。
そこで、Treasureでは1人では学びにくいことを盛り込んでいきました。例えば、チーム開発の進め方、チームでのアイデアの練り方、などです。
講師をペアやチームにした
初期の頃は1人の講師が全テーマを担当していました。
その後、テーマごとに講師を割り当てました。プログラミング、Web API、データベース、セキュリティなど。
今は、テーマごとにメイン+サブだったり、チーム全体で1つのテーマを担当したりしています。
これにより、実践によるスキルトランスファーが行え、講師陣に厚みができたと思います。
10年間で変えなかったこと
講義+チーム開発
いきなりチーム組んで開発してもらってアウトプットだけを評価することもできます。
でも、それでは私たちが大事にしていることを伝えるのは難しいと思っています。
私たちは毎年新卒を採用しています。そこで培ったナレッジを活かして、インターンに参加した学生を圧倒的に成長させたいと考えています。
そのためには講義+チーム開発が必要と考え、この形式を続けています。
講師・サポーター陣がフルコミット
参加した学生より多くのクルーが関わっています。2018年は学生30人に対して44人が関わりました。
講義をする講師がいて、つまづいた人をフォローするTAがいる。チーム開発時には、チームごとにエンジニア2名+1が張り付き、議論が必要なのか、まずは手を動かしたほうがいいのか、最終日に間に合わせるための優先順はどう付ければいいのかをサポートします。
1人では学びにくいことを学べる環境にしています。
切磋琢磨できる雰囲気
チーム開発の最終日には成果発表があり、順位が付けられます。
単に勝ち負けを競ってもらいたいわけではありません。
このTreasureで出会った仲間と、この3週間はもちろんのこと、その後も切磋琢磨できる関係でいられるような雰囲気を目指しています。
まとめ
今回のイベントでは「Treasureが人生の転機になった」的なことを言ってくれた人が何人かいました。これからも学生の3週間という貴重な時間が、参加した人たちのTreasure(宝)になるよう全力でやっていきたいと思います。
おまけ
去年のTreasure様子はこちら → VOYAGE GROUPエンジニアインターンシップ Treasure2018 を開催しました #voyage_intern - VOYAGE GROUP techlog