エンジニア向けサマーインターンシップ Treasure2020が終了しました!

こんにちは!VOYAGE GROUPの中田です。 Treasure2020ではサポーターをやってました!

8月1日より開催した『Treasure』が、8月28日に終了しました! 興奮が冷めないうちに、その様子をお届けしたいと思います。

目次

Treasureとは

2006年から毎年夏に開催しているエンジニア学生向けのインターンシップ。今年でもう15回目になります!

TreasureはVOYAGE GROUPのものづくりのエッセンスが詰まっており、それを現場のエンジニアから直接感じてもらえるようにデザインしています。

VOYAGE GROUPのエンジニアが普段やっていることや考えていることを講義で事前に伝え、それを元にチーム開発することで、チームでもの創りをする難しさや楽しさを感じてもらう内容にしています。

学生が1人では学びにくい「価値を生み出す考え方」「継続的にサービスを支える考え方」「チームで実践する考え方」を伝え、しっかりと学習と実践のサイクルを回していく場にしています。

Treasureのテーマは「価値のあるものづくり」と「Goを使って学ぶソフトウェアエンジニアリングとチーム開発」。 今年は8月1・8・15・17日を講義、18〜28日をチーム開発としました。

講師・サポーター陣がフルコミット!

Treasureの特徴は参加学生よりも講師やサポーターが多いこと。 今年は参加学生24人に対して講師・サポーターは32人でした!

Treasureでは、1人だと学びにくいことを学ぶ場として、学生が疑問に思ったことはすぐに講師やサポーターに聞ける環境にこだわっています。

前半の講義では講師や内定者TAが、後半のチーム開発では1チーム学生4人につきクルーが3~4人サポーターとしてフルコミットしました。

初のフルリモート開催

さて歴史あるTreasureですが、今年は世間の状況もあり、初めて全日リモートで開催しました。

元々、Treasureは今年の1月下旬には日程を告知しており、3月時点ですでにたくさんの学生の応募がありました。しかしCOVID-19の影響で学生の夏休みが変更になり、当初予定していた日程では開催しても学生が集まるか怪しく、オフラインで開催できる見通しも立たない状況でした。ただ、「Treasureを開催する!」という意思は変わらなかったので、オンライン前提で開催できるように意思決定をしました。

とはいえ、初のオンライン開催。コミュニケーションの取りづらさにより進行がスムーズに行かないのではないか、フォローが十分行き渡らないのではないか、熱気が作りづらいのではないか、などの懸念がありましたが、できる限りの対策を準備し、当日を迎えました。

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機器もセットし、準備完了

参加学生は自宅からTreasureに参加。北海道から九州まで、全国各地の学生さんが参加してくれました。

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気合いの入る一言でスタートします

前半:講義

講義内容

  • GoでWebアプリケーション開発
  • フロントエンド(JavaScriptの基礎でevent loopからWebRTC,Reactなど)
  • データベース設計・データベースモデリング
  • インフラ
  • アイデアソン

オンラインという特性上、例年と比べ個別での質問対応やフォローアップがやりづらい環境のため、参加学生の理解度に差が出てしまわないかという懸念がありました。

そこで、下記を実施しました。

  • インタラクティブになるように、講師が全体に質問を投げかけ、直接答えたりSlack上で回答してもらう
  • Zoomのブレイクアウトルームに分け、学生3人につき1人は講師か内定者TAがつき、その場で質問に答えられるようにする
  • 悩んでそうな学生へ内定者TAがDMで連絡をし、フォローアップする
  • 講義中に理解できなかった部分は後日講師が解説する補講日を作った
  • 講義や補講を録画し、自分でわからなかったところを後日、復習できるようにした

後日参加学生に取ったアンケートには、

  • DMで困ったことがないかときどき聞きに来てくれるのがとても助かった
  • わからないところをマンツーマンで教えてくれたのが良かった
  • Slackで質問しても丁寧に返信をくれたのが嬉しかった

というコメントをもらうことができました。講師や内定者TAのサポートのおかげで、講義の理解を深めていくことができたようです。

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講義の様子
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裏側ではこんな感じに

後半:チーム開発

講義で学んだことを基に、4人1組に分かれチーム開発を行いました。 社会構成や価値観の変化(=時流)に伴い生まれてきた課題や欲求を満たすものを開発しよう、という内容のものでした。

各チームは学生4人に、エンジニア2名がサポーターとしてフルコミット。まずはどのような時流があるかを各チームで議論し、価値のあるプロダクトのアイデアを固めていきました。 普段はホワイトボードや模造紙を用いて行うワークですが、今回はMiroというツールを使い、オンライン上でのアイデア出しや思考整理を行いました。

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Miroでアイデアワーク

アイデアが固まったら開発。チーム開発においても、コミュニケーションの取りづらさから、議論や開発がスムーズに行きづらい懸念がありましたが、常にZoom等のWeb会議ツールを接続し声をかけあえる状態にしたり、画面を共有し合いながら開発をしていきました。

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開発の様子

そして、随時サポーターとの個別面談を積極的に行い、個々人の不安を解消していきました。最初はぎこちなさもありましたが、日を追うごとにコミュニケーションが円滑に行え、例年と変わらないチームの結束が出来上がっていきました。

またチームでの取り組み以外にも、全体での朝会や夕会で進捗の共有や決意表明。時にはお誕生日会やajitingなどのイベントを設け、全員での共通イベントを開催しました。 *1

Treasureといえば、「同世代のイケてるエンジニアと仲良くなれる!」という口コミが広がっていますが、オンラインでどう作っていくのか試行錯誤しました。 しかし、上記のような全体で顔を合わせる機会を作ることで、オンラインでも「24人でTreasure生である!」という思いをみんな持てたのでは?と思っています!

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サプライズで誕生日会を開催

最終発表

10日間の開発期間も終わり、いよいよ出来上がったものを披露する最終発表!発表の仕方も各々のチームの色が出ていました。

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発表の後はブースタイムを設け、講師の方を中心にさらに個別での質問を受けました。

最後に審査員による賞の発表。 「API設計賞」「UI/UX賞」「データモデリング賞」「DevOps賞」「ニーズ賞」「グランプリ」に分かれ、表彰されました。

そして最後にみんなで打ち上げを行い、Treasureは幕を閉じました!

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打ち上げの様子。Treasureおつかれさまでした!

参加学生の感想

  • サポーターさんのサポートが手厚いという評判は聞いていましたが、想像以上にサポートしてくれてとてもありがたかったです。講義の日では1on1でコードをみてもらったり、チーム開発ではとてもいい助言やエラー解消の方法を的確に教えていただけました
  • webの面白さはもちろんですが、それ以上にプロダクトづくりの面白さを肌で実感することができました!自分の作りたいもの・価値あるものを作れるように今後も技術に貪欲にいたいと思いました!
  • 振り返ると本当に意味が分からないほど参加者を育てるための仕組みみたいなものがたくさん用意されていて、VOYAGE GROUPは良い環境なのだろうなということを思いました
  • オンラインだと熱が入るのかな、あるいは初対面のメンバーと打ち解けて開発できるのかなと不安でしたが、全然そんなことはなく、最高に熱い夏になりました!!!めちゃくちゃ楽しかったし、めちゃくちゃ勉強になりました!
  • ここまで本気で駆け抜けたのはTreasureが初めてでした。本当にお世話になりました

感想ブログ

早速、Treasure2020の感想ブログを書いてくださった方も。ありがとうございます!

hirocky86.hatenablog.com

ogijunchang.hatenablog.com

Treasureに参加した話 byたくりんとん

https://blog.takurinton.com/17

note.com

tokoroten-lab.hatenablog.com

kudoa.hatenablog.com

最後に

オンライン開催ということで、不安を抱えながら開催した部分もありますが、多くのクルーに協力をいただきながら創り上げることができ、終わってみれば例年と変わらない熱気を生み出すことができました。

私も久しぶりのサポーターとしての参加でしたが、より良いプロダクトを作れるようどうサポートするか、参加学生の成長をどう支援していくかを、立場や職種関係なく関わっている全員が本気で考え取り組むから、この満足度を生むことができるのだなと感じました。 本気で向き合ってくれる人が多いところがVOYAGE GROUPの良さだなと感じますし、参加学生の皆さんには、ぜひ得たものをさらに自らの手で磨いていき、これからも成長していってもらいたいなと思います。

次回のTreasureは来年になると思います。 参加資格を持つ学生さん、ぜひご応募お待ちしております!

*1:ajiting…VOYAGE GROUPの社内バーAJITOでお酒などの飲み物とPCを片手に語り合う文化。今回はオンラインの仮想AJITOを設け、終わってからちょっと集まって雑談をしました。