Treasure2021開催レポート

こんにちは!新卒エンジニア採用担当のさとみん(@satomin35y)です。

今回は8月に実施したサマーインターンシップ、ものづくり実践プログラム「Treasure」について、プログラムの設計全般をエンジニアクルーと一緒に担当したため、開催レポートをお届けできればと思います。

「Treasure」とは…?

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Treasureはwebアプリケーションエンジニア向けのインターン。 「1人では学びにくいことが学べる」をテーマに、前半ではwebに関する体系的な講義を、後半では4人ないし3人1組のチームに分かれチーム開発に取り組みます。今年は下記のような概要で実施をしました。

  • 日程:8/9〜8/27(※土日を除く平日開催)

  • 形式:オンライン開催

また、Treasureのこだわりポイントの1つとして、参加学生よりも講師やサポーターなどクルー*1側の人数が多いことが挙げられます。VOYAGE GROUPで実際に働くと、わからないことがあればすぐ誰かに聞ける環境が整っています。そんな環境を再現したく、今年は学生23名に対して、講師・サポーターなど合わせて37名のクルーがコミットしました!

そして今年のTreasureは技術的成長はもちろん、オンラインでもより多くの交流機会を設け、クルーの人柄やカルチャーを知ってもらえるよう、座談会などのコンテンツも例年以上に多く取り入れるプログラムづくりを意識しました。(上述の講師・サポーターに加え、Treasure中の座談会などに関わったクルーも合わせると総勢50名以上でお送りしました…!)どんなコンテンツがあったかも合わせてご紹介していきますね。

Treasure2021の注目ポイント!

  1. 前半講義+後半チーム開発形式でエンジニアとしてスキル成長の3週間に!

  2. クルーによる様々なコンテンツもお届け!

  3. オンオフ楽しむ!開発後はAjiting※1で盛り上がる!

前半講義期間内容レポート!

今年のTreasureも、COVID-19の影響もありオンラインでの実施となりました。まずは前半の講義期間の様子について。

初日はpei(@pei0804)のGoバックエンド講義からスタート!ディスカッションやハンズオンをメインに進めました。特にAPI設計についてグループで議論をし、全体で発表し合うことで様々な実装の考え方に触れられました。また今回はSwaggerを用いたため、その部分でも学びになった!との声が多くありました。

2日目はちゅうこ(@y_chu5)によるフロント講義。今年はTypeScriptとReactによる講義を実施しました。基礎的な実装方針から、エラーハンドリングのお作法、ちゅうこならではのTipsまで盛りだくさんな内容で、普段あまりフロントを書かないTreasure生からも苦手意識が払拭されたとの声が多かったです!

そして、3日目はtono(@tonozuka)・syota(@SyoTa_UW)によるインフラ講義AWSにフォーカスし、実際にCI/CD環境の構築をハンズオン形式で行いました。AWS環境でのCI/CDの実践方法を学び、AWS上のリソースについて体系的に理解を深める時間となりました。

4日目・5日目は講義の復習タイムインプットとアウトプットサイクルを高速で回すからこそ知識が定着するということで、各自で講義の復習を行い、もっと深く学びたい部分について手を動かしながら知識の定着に臨みました。講義中に出した課題に納得いくまで取り組む人もいれば、事前課題として用意したアプリケーションに機能追加を行い講義での学びを確認する人もいて、各々しっかりと知識の振り返りに時間をあてることができました。

土日のおやすみを経てTreasure6日目! データモデリング講義は、VOYAGE GROUPの技術コーチも務める、t_wadaさんこと和田卓人さん(@t_wada)に実施いただきました!2021年におけるRDBMSの位置付けに関する話からモデリングの実践まで盛りだくさんな内容で、Treasure生のみならず我々クルーにとっても学びある内容でした。

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講義期間はクルーによる様々なコンテンツを用意!

また、今年の特徴としてより多くのクルーと交流できるよう、講義期間は会社やカルチャーを知ってもらうためにクルーによるコンテンツを「VOYAGE Info」の時間として用意しました。

新卒1・2年目のエンジニアによるパネルディスカッションではリアルな働き方を中心にお伝えしたり、中堅・シニアなエンジニアクルーとの座談会ではTreasure生から質問を受け付ける形で、日々の仕事内容からエンジニアのキャリアについてなど幅広い話題で盛り上がりました。 中には、弊社代表取締役社長の宇佐美さん(@usapon)、CTO小賀さん(@makoga)によるパネルディスカッションや(豪華…!)

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fluct CTOのすずけんさん(@suzu_v)によるGoのライブコーディングなども実施!(圧倒的コード捌きがやばいとTreasure生の間で話題に…!)

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その他にも、Treasure期間に開催された社内LTを見学してもらったり、オンラインオフィスツアーをしたりと、息抜きもしつつ、みんなで楽しめる時間になったかと思います。

そしていよいよ後半開発期間へ!

そんな講義期間を経て、いよいよ後半のチーム開発へ! 4人ないし3人1組のチームが発表され、その後アイディア出しの考え方を学ぶためアイディア講義を受けるところからスタート。「価値のあるサービス」についてチームで議論をし、アイディアを確定させ、実際プロダクト開発に入っていきました。

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▲全力のアイディア出しの痕跡(オンライホワイトボードツールとしてmiroを活用。付箋量がどのチームもすごかった…!)

また、チーム開発時にはエンジニアサポーター2名、人事サポーター1〜2名が各チームにつくため、時にはサポーターも一緒に悩み考え、議論をしたり、時には面談を通してみんなをサポートし、我々クルーもチーム一丸となりフルコミットしました!

オンオフ楽しむ!開発後はAjitingで盛り上がる!

今年のTreasureは、「決められた時間内で成果を出す難しさにも挑戦してほしい!」という想いもあり、Treasure生のみなさんには10時〜18時半という時間内での開発に挑戦してもらいました。

その一方、「もっと技術に触れたい!」「みんなと喋りたい!」という溢れる想いはAjitingで!ということで、Treasure期間中は毎日任意参加でのオンラインAjiting*2を行いました。

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▲ちなみに実際の社内バーAJITOはこんな感じ

開発終了後にもっと話したいTreasure生やクルーはDiscord上に再集合。Ajitingの醍醐味は年齢や所属を問わず自由に雑談する!ということで、技術トークはもちろん、ISUCONの素振り配信が開催されたり、なぜかゲーム配信も行われたりするなど個性豊かなテーマが毎日飛び交いました。

何気ない雑談を通して思わぬ気付きがあったり、新しい学びに繋がったりすることも多く、VOYAGE GROUPでも普段から愛されているAjitingという文化で、Treasure生・クルーなど立ち場や年齢など関係なく、一緒に盛り上がることができました。

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▲ある日のAjitingの光景。AJITO-6はゲーム配信部屋、AJITO-7は技術トーク部屋と化していた。

そして最終発表へ!

日中は全力の開発、そして開発後はAjitingで交流する日々を駆け抜け迎えた最終日。資料作成とプレゼン練習を経て、各チーム最終発表を行いました。発表はどのチームも個性が出ていて、また短期間と思えない開発力でサービスのコア機能を作り上げていました!以下、各チームの発表資料の一部をご紹介します。

▼人数不足の分はまあ有り余る才能でカバーしたいと思っておりますチーム f:id:satomin35y:20211025112338p:plain f:id:satomin35y:20211025113530p:plain

▼burning-gophers

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▼チームホリネズミ

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▼チーム日本四大都市 f:id:satomin35y:20211025114125p:plain f:id:satomin35y:20211025114026p:plain

▼fff f:id:satomin35y:20211025114257p:plain f:id:satomin35y:20211025192251j:plain

▼チームenergy-drinkは一日2本まで f:id:satomin35y:20211025114752p:plain f:id:satomin35y:20211025114804p:plain

各発表とアプリケーションのデモを行うブースタイムを経て、CTO小賀さんや講師陣による審査により、「グランプリ」と講師陣からの賞として「ニーズ賞」「API設計賞」「UI/UX賞」「CI/CD賞」が授与されました!また、素晴らしいチームにはサプライズもということで今年は「front技術賞」という特別賞も急遽追加!みんなの頑張りを称え合いました!

Treasure生の声

最後にTreasure2021に参加してくれたTreasure生の声の一部をお届けしますね!

「当初自分がしたかった「自分の今いる環境ではできない体験」を十二分以上にできた最高のインターンでした!長いようであっという間でしたが、ここで学んだことをこれからも実践して成長し続けて行きます!!!」

「最高のTreasureでした!!圧倒的成長ができたと思います!!! 今回学んだことを今後に活かしていきます!本当にありがとうございました!!!!」

「Treasure期間の各講義、開発で多くの学びがありました。 また、昼休みの時間に関係のない話をひたすらできたことも私の中では貴重でしたし、後半のAjitingでTreasure生同士で技術的な話ができたのは非常に良かったと思っています。 色々な面でサポートしてくださった講師・サポーターのみなさん、Treasureを運営してくださった皆さん、本当にありがとうございました! 」

クルーの方と距離感が近く色々とお話しできたり、Ajitingがいい意味でギャップがありました。3週間ありがとうございました!!非常に面白かったし、勉強になりました!」

Treasure生の声からも技術的成長に加えて、Ajitingやクルーのサポートについてもたくさんコメントをいただき、オンラインインターンながら会社のカルチャーやクルーの雰囲気も伝えられたかなと思います!参加してくれたTreasure生のみんなもそう思ってくれていると嬉しいです。

最後になりますが、Treasure生の皆さん改めてありがとうございました! また、運営に関わっていただいたクルーのみなさんもありがとうございました! 最終日打ち上げの写真でTreasure2021レポート記事は締めたいと思います。 みなさん本当におつかれさまでした!!

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▲最終日の打ち上げ写真、みんなおつかれさま!

参加学生の感想ブログ

Treasure生のみんな!ブログ書いてくれてありがとう! Treasure2021の様子はこちらもチェックしてみてください!

task4233.hatenablog.com

ntk-ta01.hatenablog.com

p4ko.com

www.k-hori.com

*1:社員のことを同じ船に乗る同士と考えクルーと呼んでいます。

*2:オフィスには定時後お酒やソフトドリンクが無料で飲める社内バー「AJITO」があり、そこで飲み物片手に技術談義など雑談する文化を「Ajiting」と呼んでいます。(※現在はCOVID-19の影響でオフィスでのAjitingは禁止となっています)