小さく素早く、たくさん「やる」ことで成長する

こんにちは、CARTA HOLDINGSの中のfluctという事業部でデータエンジニアをしているyanyanです。

先日、CARTA HOLDINGSが毎年開催しているエンジニアを志望する学生向けの夏インターン「Treasure」が今年も開催されました。Treasureに関する詳しい説明は以下の記事にまとまっています。

techblog.cartaholdings.co.jp

Treasureとは

ざっくりTreasureについて説明すると、「3週間でWebアプリケーションの開発について学び、チームでサービスを作る」インターンです。

  • 前半の1週間でWeb開発に必要な知識を講義形式で体系的に学ぶ
  • 後半の2週間では学生同士でチームを組み、与えられた課題を解決するサービスを開発する
    • 各チームにCARTAのエンジニアが入り、サポートをする

という形で、3週間という期間の中で学生はたくさんのインプットとアウトプットをすることになります。 私はバックエンド講義のサポートと言う形で、講義からチーム開発まで学生の様子をずっと見守っていました。

Treasureは学生にCARTA HOLDINGSという会社のことを知ってもらったり、CARTAのエンジニアリング文化に触れてもらうことを目的としています。

それだけでなく学生にTreasureを通じて成長してほしいという思いもあります。しかし、3週間という限られた時間で大量のインプットを咀嚼し成長することは簡単ではなく、工夫が必要です。そこでこの文章では、限られた時間で成長をするための私なりの考え方について書いていきます。

アウトプットを出すことが成長する重要なきっかけ

コードであったり文章であったり、なにかしらの形でアウトプットをすることが成長するために重要な理由は2つあると考えています。

  • 1つ目はインプットをして"知っている"という状態から、アウトプットをすることで"理解できている", "できる"という状態に進むこと。
  • 2つ目は、アウトプットした結果に対して自分で反省をしたり、他者からフィードバックを獲得できること。

"知っている"より先の状態に進み、自分のできることが広がることで新しく見えてくる世界が現れて次の成長機会が生まれます。また、反省やフィードバックはやった結果に対して行われるものなので、インプットしただけでは得られません。

そして、反省やフィードバックを通じて「次もっとうまくやるにはどうしたらいいか」ということを考えることができます。この「次もっとうまくやる」ことがまさに成長することだと私は思っています。

インプット -> アウトプット -> 反省・フィードバック -> ...

というサイクルをたくさん回すほど成長する機会が増えます。「次もっとうまくやるには」という成長のきっかけを増やすためには、それだけ多くのアウトプットを出す必要があります。

問題を分割しアウトプットする回数を増やす

インプットの量が増えると、それだけアウトプットしなければならない量も増えるということです。しかし、一度に大量のアウトプットを出すことは難しい上に、全てを咀嚼しきれないこともあるでしょう。

たくさんアウトプットするためのコツは、小さく素早くアウトプットすることです。アウトプットを小さく素早く行うためには一度にインプットする量を小さくする必要があります。そのためには今自分が向き合っている問題をより小さな問題に分割して取り組むことはできないか?という考えを巡らせることが重要です。

考えを尽くして挑戦すれば失敗から前に進める

インプットやアウトプットの最中、自分の中で理解が確かではない部分が新たに浮かび上がってきたり懸念事項が出てくることがあります。このようなときに、あらかじめ考えを尽くしておくことが重要です。

やる前の準備を怠らないことで、結果的にうまくいかなかったときの反省やフィードバックがより有意義なものになります。逆に言うと準備が万全でなかったときは、「もっと準備をちゃんとしておけば...」という反省になってしまい、結果に対する反省というのが不十分になってしまうと考えています。

小さく、素早く、たくさん「やる」ことで成長する

限られた時間でたくさん成長するためには、小さく素早くたくさんアウトプットを出すことが重要だという話をここまでしてきました。

今回はTreasureというインターンが話の出発点でしたが、この成長に対する考え方は様々な場面で活用できると思っています。アウトプットの形は色々あると思いますが、どのような形でもそれを活かして自身の成長につなげることができるはずです。みなさんも今日から小さいアウトプットをたくさん出していきましょう。