はじめに
TechDiv BXサービスチームの宇治川です。
朝会社に出勤してPCを起動したときに、誰でもできるような定型業務を自動化できれば便利ですよね。
本記事ではWindowsPC起動時に定型業務を自動化する方法をまとめてみました。
環境
Windows7
登場システム
Command prompt(コマンドプロンプト)
PowerShell(パワーシェル)
.bat(バッチファイル)
定型業務実行フローイメージ
①PC起動
②Command promptが自動起動
③バッチファイルで指定した任意のタイミングでPowerShellが起動
④PowerShellがプログラムファイルを自動実行
⑤3,4が自動ループ
設定手順
1.バッチファイルを作成する
以下のような.bat(バッチファイル)を作成し、morning.bat としてファイルを保存します。
今回は MornigTask.js というプログラムファイルをPowerShellで15分毎に実行する際の例です。
@echo off
:top
pushd "C:\Users\[ユーザー名]\Desktop\MornigTask"
timeout 900
start /MIN "Morning" "%SystemRoot%\system32\WindowsPowerShell\v1.0\powershell.exe" "node MornigTask.js"
goto top
@echo off …. コマンドの画面表示を消す。
:top / goto top …. :topからgoto topの範囲をループする。
pushd …. 実行したいプログラムファイルが存在するディレクトリ(フォルダ)に移動。
timeout …. 任意の時間プログラム実行を待機させる。
start /MIN "A" "B" "C" …. Bの場所にあるPowerShellでCを実行する。AはPowerShellのタイトル。PowerShellが毎回ディスプレイ表示されると邪魔になってしまうので、/MINで常にPowerShellを最小化表示する。
参考:.bat初心者・未経験者に贈るコマンド集
2.PC起動時にバッチファイルを動くようにする
先ほど作成した morning.bat (バッチファイル)を以下のスタートアップフォルダ配下に配置するだけで大丈夫です。
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
まとめ
今回はバッチファイルを用いて、PC起動時に定型業務を実行する方法を簡単にまとめてみました。
先ほどの「スタートアップフォルダ」にバッチファイル以外のHTMLファイルなど配置しても面白いかもしれないですね。