#技育祭 「400人以上の...若手エンジニアが成長するコツ」の動画が公開されたので、口頭で回答したことのいくつかをこちらにも記載しておきます

2020年7月4日、5日の2日間で開催された技育祭 2020では3つのセッションに登壇した @makoga です。

CTOパネルディスカッション

初日のオープニングセッションとなるCTOパネルディスカッションでは、『エンジニアリング組織論への招待』の著者であり株式会社レクター 取締役 広木さん、ビジョナル株式会社 取締役CTO 竹内さん、 合同会社DMM.com CTO 松本さんの3人をパネラーに迎え、私はモデレータとして参加しました。

https://www.youtube.com/watch?v=83P_svRogpswww.youtube.com

このパネラーで面白くならなかったらモデレータの責任だなと思っていたので、たくさんの人が視聴してくれてホッとしました。

Goライブコーディング

午後には、すずけんのライブコーディングの解説役として参加しました。

※動画が公開されたらここに追記します。

こちらも多くの人が視聴してくれました。ライブコーディングはみんな真剣にみるのでイベント中はすごい静かだけどアンケートの結果をみるといつも満足度が高いイベントなんですよね。

400人以上の...若手エンジニアが成長するコツ

2日目には、『400人以上のインターン生を受け入れ成長させてきたCTOが考える若手エンジニアが成長するコツ』という長いタイトルの単独セッションに登壇しました。

https://www.youtube.com/watch?v=_aw5SLdiwTMwww.youtube.com

このセッションは200人以上の学生が視聴してくれたようです。とても嬉しい。

初日に2つ登壇し、他のセッションを視聴したところ、技育祭に参加する学生はたくさん質問してくれることが分かりました。そこで、最後の質疑応答だけではなく、区切りのいいところで質問ピックアップの時間を2回とりました。

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アジェンダ - 若手エンジニアが成長するコツ

これは成功だったと思います。たくさん質問をもらえましたし、視聴者の理解も深まったと思います。

このプレゼンで使った資料は公開していますので、若手エンジニアが成長するコツに興味がある人はぜひ読んでみてください。

speakerdeck.com

このエントリでは、当日にもらった質問やコメントに対して、口頭で回答したことのいくつかを記載しておきます。

当日にもらった質問やコメントと回答

  • 学生:ダニングクルーガー曲線の完全に理解したまでいくのが最初のハードル
    • 回答:自分だけで学べるところまでいくのは簡単ではない。勇気を出して周囲のできる人に支援を求めよう。
  • 学生:筋トレみたい
    • 回答:そうですね。コンフォートゾーンの少し外側で負荷を掛けながら力をつけていくのは似てますね。
  • 学生:研究だけに頼らずいろんなものに手を出すべきか?
    • 回答:好奇心を持って脇目をふらず集中できることがあるならそれでいい。壁にぶち当たっていたり、伸び悩んでいるのであれば、周囲に目を向けることも悪くない。
  • 学生:目標に到達し、次の目標を出す方法は?
    • 回答:一歩引いて視野を広げ目標を探索する目標を立てる。もしくは、到達したものにつながる周辺のことに目を向けてみる。
  • 学生:自分の上位互換みない人がたくさんいる中で競争しなければならない場合、どんなことを意識するといいか?
    • 回答:いきなり同じようになれないし、個性が違うのでなる必要もない。上位互換の人の良いところを1つ選び、それを身に着けるようにする。いろんな人の1つをいくつか身に着けると自分の個性につながる。
  • 学生:目標設定が難しい
    • 回答:繰り返しになるが、他の人が持っているもので自分も身につけたいというものがあればそれを目標にしてみるといい。
  • 学生:分からないことを1人で無限に調べてしまう癖がある
    • 回答:調べることは悪いことではないが、時間的な制約があるなら信頼できる人にすぐ聞くのがいい。その場合、答えを教えてほしいではなく、ここで詰まっているので次の1手を教えてほしいという聞き方がおすすめ。
  • 学生:ただ作るだけなら速いが、凝り性なので時間が掛かる
    • 回答:早い段階で、他の人に見せることを意識するのがおすすめ。
  • 学生:質問の仕方に悩む
    • 回答:分からないことを質問するのもスキルである。ファクトを伝えることを意識しよう。やりたいこと、やったこと、結果を区別して伝えよう。
  • 学生:何か作りたいけど、作りたいものがない
    • 回答:普段使っているツールを模倣したものを作ってみるのがおすすめ。そうすれば仕様を考える時間を最小限にし、技術的なチャレンジに集中できる。
  • 学生:これほど育成に力を入れているのはなぜですか?
    • 回答:ソフトウェア開発力、プロダクト開発力がビジネスの競争力の源泉だと思っているから。

まとめ

技育祭はとても盛り上がりましたし、面白いセッションがたくさんあったと思います。

次の機会があれば #voyagebook 『Engineers in VOYAGE 事業をエンジニアリングする技術者たち』をベースに「事業をエンジニアリングするコツ」の話をしようかなと思っています。

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