Google Calendar Time Insights で投資時間を計測した

こんにちは! デジタリオ リテールDX事業の @akkiihs (あっきー)です。

突然ですが「あなたは業務で何にどれくらい時間をかけているのか把握していますか?」

自分自身、それを聞かれてパッと回答できず感覚的に「●時間くらいですかねえ」と答えていました。

また、最近、マネージメントと呼ばれているような領域での動きが増え、MTGやまわりのサポートとして動くことが多くなり、コードを書く時間が減り、思うようにアウトプットを感じられていないという思いがありました。

これでは、プロダクトにどれくらい投資したことによって何ができるようになったのか?何がそれを阻害しているのか?というのが観察できません。

そこで、まずは自分を管理しようと思い、試しにGoogle Calendarの Time Insights 機能を 約3ヶ月(14週間 2022/9/4 ~ 2022/12/10) 使ってみました。

  

Google Calendar Time Insights で計測した

Google Calendar Time Insights は、予定にラベリングをすることで、何にどれくらい時間をかけているのか把握することができます。

(普段、業務で利用しているGoogle Calendar で、ラベリングするのも気軽で、無理なく続けられるのが魅力です)

以下の図のように、Google Calendar のページで、週や月単位で円グラフで可視化してくれます。

Time Insights 14週間分

ラベリングですが、自分の場合は、主に以下で区別しています。

  • 各プロダクト
  • ミーティング
  • サポート
  • 全社系のもの

この手のものは、計測して満足するのが一番良くないと思っています。なので、この計測をとおして、分かったこと・やってみたことを紹介します。

  

分かったこと・やってみたこと

まず、1,2週間つけてみると実感できるのですが

自分が思っているほど、時間って割けていません

これが分かるだけでも効果があると思います。「今週は15時間くらいはコード書く時間あったかな」と思っていても、実際、10時間も書いていないなんてことはザラにあります。それほど、自分の推測というのは実測値からズレているということです。

  

全体の傾向をみてみます。*1

Time Insights 各週毎の内訳

プロダクトのフェーズや体制の変化によって、時間の使い方が違っています。

自分がプレイヤーとなって手を動かす時もあれば、他チームや開発メンバーのサポートにまわる時もあれば、全社系のイベントが重なる時もあります。

『本来、自分は何に時間を投資できているとよいのか』を考え、それにあわせて予め時間を確保しておきます。

自分の場合、中長期プロダクトの機能拡充だったり、自分たち開発チームと他チームのアウトプットを最大化することです。そのための時間を確保しておきます。

それによって「なかなか全員が参加できる時間が見つからない!」となっても仕方がないと考えます。

というより、本当に全員が参加する必要があるのか?進め方に問題はないのか?に目を向ける方が良いと思っています。計測することで、そういったことに気づくキッカケにもなります。

  

今後について

今は個人的にやっていますが、これをチームでやろうとした場合、他にいい方法はないのかなど考えていきたいですね。(手軽にラベリングできるとはいえ、マメじゃないと続けられなかったりする)

そうすれば、より「これくらい時間を投資すれば、これくらいの機能がプロダクトに搭載される」という予測をたてることができそうです。

以上で、自分が直近 3ヶ月 Google Calendar Time Insights で投資時間を計測してみて、やっていることを紹介しました。いつまで続けるかは分からないですが、もう少し続けてみようかなと思ってます。

*1:こちらはTime Insightsの機能ではなく、Time Insights で週ごとに集計された値を使ってグラフにしたものです。