女子高校生がCARTAを見学!Girls Meet STEM イベント開催レポート!!!

技術広報の @ShuzoN です。今回は、次世代のSTEM人材を目指す女子高校生向けにCARTAオフィスで開催されたイベント「Girls Meet STEM」のレポートです!

山田進太郎D&I財団が主催する「Girls Meet STEM」は日本における女性高校生のSTEM進学率の向上を目指す取り組みです。2026/05/21に行われた今回は財団のカンファレンスイベント内のデモツアーとして、実際に都内にある十文字高等学校の皆さん約20名がCARTAのオフィスに遊びにきてくれました!👏

会の前半は先輩エンジニア3名によるパネルディスカッション、後半は美味しいスイーツを囲んだ座談会が催され、笑い声が絶えない非常に熱気のあるイベントとなりました🍩

登壇者プロフィール&お仕事紹介

1. 多賀 茉以子 : 文学のセカイからエンジニアへ

株式会社fluct 広告配信システムエンジニア。文学部出身ながらブログ制作を機にエンジニアを志し、SIerや海外でのプログラミング講師など多彩なキャリアを経験。現在は、運用チームと連携したシステム開発に携わっています。


2. 大竹 聡子 : ゲーム好きが高じてAIのプロ、そして部長へ

株式会社TELECY データサイエンス部部長。小学生の頃にゲームのためにマイPCを手に入れたのがきっかけでIT分野を志望。テレビCMの分析AIで特許を取得。現在はLLMエージェント(AIの秘書)の開発に従事している。


3. 欧陽 江卉(おーやん / ohyan): 新卒から一貫してマーケティング×データ×AI

株式会社TELECY データサイエンス部所属。データサイエンスエンジニア。通信工学専攻(大学院では音声合成などAIデバイスを研究)。「CMを見た時の感動が人にどれだけ影響するのか?」という問いの答えをデータから探ることに面白さを感じ、新卒から一貫して「マーケティング×データ×AI」の道を歩む。

パネル・ディスカッション

CARTAで行われたオフィスツアーを終え、少し緊張気味の高校生の皆さん。CARTAの最前線で活躍する3名の先輩エンジニアの紹介へと移りました。

1. いまどんな仕事をしている?

fluct 多賀さん

多賀: スマホやパソコンのサイト・アプリで目にする「広告」をユーザーに届けるシステムを開発しています 。広告の配信設定は非常に複雑な仕組みになっているため、社内の運用チームと密にコミュニケーションを取りながら、業務を円滑にするシステムを作り上げています 。

大竹: AIやデータサイエンス、アルゴリズムを用いて、ユーザーの興味に合わせたおすすめの動画などを選定して出力する仕組みを担当しています 。最近ではテレビCM関連のデータサイエンスだけでなく、たった一言で必要な設定を自動化してくれるようなAIエージェントの開発などにも取り組んでいます 。

ohyan: 広告がどのタイミングでどう表示されたかという配信計画のデータを綺麗にして格納(データマネジメント)・そこからデータサイエンスによって示唆を得る仕事をしています 。これにより広告の効果が正確に分析できるようになり、新しいサービスの企画や実装設計の土台を支えています 。

2. 学生時代に学んだことで、仕事にどのように活きているか

理系学科出身の大竹さんとohyanさん、そして文系学科出身からエンジニアになった多賀さん。それぞれの進路選択や学生時代に学んだことが、現在の仕事にどのように活きているかを語ってもらいました。

TELECY 大竹さん

多賀: 学生時代の数学や英語の知識はあまり仕事に直結していませんが、文学部で培った『文章を書く力』や『人にわかりやすく伝える力』が活きています 。ユーザーが本当に解決したい課題をヒアリングし、答えのない問いを難しい言葉を使わずにコミュニケーションをとりながら一緒に解決していく上で、この力が大きな武器になっています」

大竹: データサイエンスやAIのベースにあるのは、皆さんがまさに今高校で学んでいる「数学」や公式です 。学生時代は『これが何に役立つんだろう』とピンとこないかもしれませんが、AIの技術を開発したり特許を取得したりする上でも、数学のベースがものすごく生きています

ohyan: 大学院時代はAIデバイス(Amazon Alexaのような音声インターフェース)や音声合成の研究に夢中になっていました 。当時学んでいたAIモデルの効率性や、評価のやり方といった技術的な知識は、現在のデータ分析やシステム設計の仕事にもそのまま直結しています

3. エンジニアとして働いていて一番楽しい、ワクワクする瞬間は?

高校生の皆さんにも身近なAIやアプリ開発の話題を交えながら、仕事の醍醐味について語ってもらいました。

左から多賀、大竹、欧陽(ohyan)さん

多賀:自分が作った機能で運用チームから『便利になった!』と喜んでもらえた時が最高に楽しいです 。今まで10時間かかっていた複雑な設定作業がほぼ自動化され、大きなコストカットに貢献できた時はやりがいを感じます 。プライベートでもAIにコードを任せて、子供の名前に合わせて登場人物が会話する『絵本の読み聞かせアプリ』を自作して子育てに活かしています。

大竹:今までにない新しいことを『こんなことできる?』と相談されたとき、0ベースから設計や計算式を組み立てていくプロセスが一番楽しいです 。何週間も頭の中で考え抜き、最終的に形になっていく瞬間にワクワクします

ohyan :元々ものづくりが好きですが、最近はAIと一緒にハイスピードでソフトウェアを作っていくプロセスを楽しんでいます 。AIに自分の表現や考え方を覚えさせて“自分の分身”のように育てることで、以前なら1ヶ月かかっていた開発を3日ほどに短縮できるようになり、新しい思考に時間を使えるのが IT分野の醍醐味です

4. 十文字高校の皆さんへ、先輩からのメッセージ

十文字高等学校の女性高校生の皆さん

多賀:未来の進路を選ぶ時、向き不向きや適性検査の結果だけで決める必要はありません 。私もエンジニアとしての適性があるという結果だったわけではないですが、自分が『好きで面白い』と思うから15年続けられています 。自分の『好き』や『知りたい』という気持ちを大切にしてください

大竹:AIの進化によって、皆さんが30年後に働く頃には、今存在しない職業ばかりになっているかもしれません 。しかし、変化の激しい時代だからこそ、今皆さんが高校で学んでいるベースの力が、あらゆる状況への対応力として皆助けてくれます

ohyan:とにかく楽しいことをやり続けましょう! 何に興味が湧き、面白みを感じるかは人それぞれの価値観です。楽しいという気持ちは最強のモチベーションになります 。これから社会人になるまでの間、ぜひ楽しいことを探す旅を続けてみてください。

スイーツを囲んだ座談会タイム🍰

パネルディスカッションの後は、テーブルごとに分かれて座談会へ !ドーナッツやケーキなどの美味しそうなスイーツやドリンクを囲み、一気にリラックスした雰囲気に🍩

高校生の皆さんからは

  • 「文系からエンジニアになるには?」
  • 「AIの影響でこれからの世界はどう変わると思いますか?」
  • 「普段の趣味は?」

など公私関係なくさまざまな質問が次々と飛び出しました 。

先輩たちもデザートを片手に、自身のリアルな経験談を笑顔で語り、あちこちのテーブルから笑い声が響く時間となりました 。

まとめ

今回の「Girls Meet STEM」イベントは、参加してくれた十文字高校の皆さんにとって、IT業界やエンジニアというキャリアをぐっと身近に感じてもらえる機会となりました。「思い込みや適性にとらわれず、好きなこと・楽しいことに一歩踏み出す」そんなメッセージが伝わっていれば嬉しいです!CARTAエンジニアとの出会いを通じて、STEM分野へ挑戦してみようという選択肢が広がったならば幸いです!