仕事を楽しくするワーママエンジニアの働き方6ステップ

こんにちわ、ECナビの @kaori_cho です。 最近、リサーチパネルのアンケート配信システムをlaravelでbeanstalkdを用いてjob queueなアンケート配信システムを構築しました。が、今回はその話はしません! じゃあ何の話だよというと、タイトル通りワーママエンジニアの生き様をお伝えできればと思い、育児をシステム構築に例えて語ります。超個人的なポエムですが、お付き合いいただければ幸いです^^

まえおき

軽く自己紹介です。

私:新卒エンジニア女子としてVOYAGE GROUPに入社→リサーチパネル配属。 妊娠出産を経て去年5月に復帰。いわゆるワーママエンジニア。 techlogは 新卒当初にきのこるエントリ を書いて以来なので、久々です。

夫:同じ業界のエンジニア。年に何度か多忙な時期はありつつも、比較的帰宅は早く家事育児にも非常に協力的!子供を0歳から保育園に入れることを悩んでいた私に「やりたいようにしたらいいんじゃない、協力はするから。」と背中を押してくれました。

子供:現在2歳。0歳7か月から保育園に通ってます。良く食べよく寝る。どんぐり拾いが大ブーム。

ステップ1:まずは開発基盤整備 〜妊娠初期〜

妊娠後期ももちろん大変なのですが、要件定義から開発基盤整備(妊娠初期のつわり。具体的には胎盤ができるまで、らしい。)も実は大変。 とりあえず家から出るも、電車を目の前にリバースしかけ、メールや電話で「すいません、、やっぱり今日も無理です。。」と伝える日々。藁にもすがる思いで船酔いグッズをポチってお守りにして出社してみたり。 実は妊娠初期が一番流産の可能性も高いので、安定期(妊娠4か月頃)までは周囲のメンバーにも何が辛いかを言えない。今振り返り一番しんどかったのはこの時期でした。

とにかく仕事面では役に立たないので申し訳ない気持ちでいっぱいでした。でもこの時上司が「今は身体を大事にして下さい。仕事は大丈夫だから。」と言ってくれたことは、一生忘れないと思います。

仕事の代わりはいますが、お腹の子の面倒みれる代わりはいません。チームメンバーに感謝して、(お腹の)基盤整備に集中しましょう。

ステップ2:早めのリリース準備! 〜安定期から産休へ〜

私の場合は、つわりの時期から勤務時間を「午前遅め~定時上がり」に調整させて貰っていました。定期検診や体調が微妙な時も朝ゆっくりだと余裕を持てたので、助かりました。 あと、妊娠中期に切迫早産で1カ月会社に来れなかったりしたので。。いわゆる安定期(つわり終わってから)も産休入るまで油断せずに、いつでも誰でも仕事を引き継げるように意識しました。

おなかが大きくなってくると、普段あまり喋る機会のない方からも「楽しみだねー」と声をかけて貰ったりしたのもありがたかったです。今は暖かいサポートに甘えさせてもらい、復帰後には仕事で恩返ししよう!と密かに胸に誓いました。

(お腹の子は)段階リリース、自動デプロイはできません。可能な限り迅速に準備をして、あとはゆったり待ちましょう。 そして無事にリリース(出産)したら、電話やFacebookで報告。お世話になった方達にお礼も忘れずに(^^)

ステップ3:ついにサービスイン!はじめてのアラート! 〜仕事復帰〜

無事に保育園も決まり、会社と調整、保育園と面談、慣らし保育を経て、ついに入園! そしてだいたい問題は世間に出た直後に起こりますね。

保育園の洗礼と言いますが、ウチもご多聞に漏れず復帰初日から早退しました。子供はゲーゲーしててそもそも保育園に行けず、パパが会社を休んで家でみてくれていました。

ここで仕事と母業との狭間で葛藤するワーママさんは多いのではと思います。仕事が忙しいときに限って、アラート(保育園からの電話)がきたりするもの。

ここから安定稼働までのしばらくは、 可能ならリソースを厚めにし(パパ、ばあば、病児保育などの協力を得て)、最悪メンテナンス(休んで病院、自宅看病)も考慮しておきましょう。

ステップ4:自動化、効率化! 〜家事との両立〜

復帰直後と夫の多忙な時期が重なり、ぶっちゃけ何度もくじけて夜中に子供と一緒に泣きました。 この教訓を生かし、復帰2年目で乾燥機付き洗濯機と大型冷蔵庫を導入。家事効率化、自動化を図りました。今だと家事代行サービスなどでアウトソーシングもありますね。 また、ウチの場合は頼れる実母が近くにいたので、どうしてもな時はお迎えを頼みました。もう少し大きくなると、学童への送迎サービスとかもあるらしいですし。

仕事、母業、妻業、全部を完璧にこなすことは難しいですが、 それぞれ必要なところに労力、時間を割くために、ルーチンは自動化・アウトソーシングしちゃいましょう。

ステップ5:安定稼働 〜ほぼフルタイムで新規開発に挑む〜

子供1歳半あたり(復帰してから半年ちょい)くらいからでしょうか。新しい生活のリズムも出来た頃に、新規開発の話が舞い込みました。 子供はよく食べよく寝て健康にすくすく育ってくれていたので、少しずつ勤務時間を伸ばし、延長保育へ。復帰当初週3,4日は余裕だった通院頻度も、今では月1日以下かな?という感じです。(2歳になりイヤイヤ期で登園自体手こずる、という別の問題はありますが。。汗)

この時、会社の仕事はSlackとGitHubのおかげで、移動中なども「あ!」と思い会話できたり。会社にいる時間が短いことに縛られずに仕事をしていくことができました。 ※実際に今回のプロジェクト名も、保育園への帰り道ふとSlackにかきこんだものが採用されたり。 開発ピーク時は、左手で寝かしつけ、右手でスマホからGitHub眺めてLGTMとかできるようになりました。

こうして普通に毎日出社して好きな仕事をできるのは、チームメンバーの理解と、安心して預けられる保育園と、家族の健康があるから。さあ思う存分、仕事に全力投球しましょう!

ステップ6:次のステージへ! 〜制約はチャンス〜

復帰後も仕事面での成長意欲があることをキチンと伝え、目標設定をしていました。 家庭のプロジェクトも不透明なことがたくさんありますが、仕事は仕事でこのくらいは頑張りたいです!と率直に話してみたことが良かったのかと思います。

ここはもうほとんど余談なのですが、復帰して1年ちょいの間に、光栄にも一度昇給もしていただきました!で、つい先月、保育料の増額通知(昇給がというより算出テーブルが変わったぽい)がきていて昇給分はほぼチャラに(苦笑)こういうこともあるんですね。 一般的には、0歳児が一番保育料が高く、3歳超えて集団保育可能になると安くなってくものらしいです。 今後もバリバリ仕事して、もっと保育料払えるように頑張りたいと思います>_<

見える景色を変えるには、まず自分が変わらなくては。制約はハンデではなく工夫を生み成長するチャンスと捉え、トライしましょう!

まとめ

結局何がいいたかったかというと、 「おかげさまで、ワーママでシステムエンジニアとして楽しく生きています」です。

こんな私でもここまで来れてるのでは、8割がた周りのサポートのおかげです!!残り2割は、七転び八起きの気持ちです。 5年前の新卒当初は想像できなかった人生のステージに立ち、 エンジニアとして、人として一回り成長できたので、子供を産んで働き続けるのも良いものです 、といいたいです。今後も、数少ない女子エンジニアにとって"良い前例"になれるよう、仕事も育児も頑張っていく所存です。

以上、ワーママエンジニアが育児をシステム構築に例えたポエムでした。