The Zen of Zucks

こんにちは、Zucks CTOの河村(@r_kawaiimura)です。今回われわれの日々の営み、大事にしているバリューやプラクティスを言語化したものを The Zen of Zucks として公開することにしました。

執筆・公開に至った背景

メンバの入れ替わりがしばしば起きる中で引き継ぎが特定のメンバに集中してしまったり、新しく入られた方へのオンボーディングがスムーズにいかなかったり、チームでの動き方に違和感を感じるシチュエーションが見受けられるシーンが多くなってきていました。コロナ禍におけるリモート中心の働き方なども、コミュニケーションの齟齬や、認識の食い違いなどを生む原因として影響している部分はあるでしょう。DiscordやGoogle Meetなどを使い、リモートコミュニケーションはツールとしてカバーできてはいたものの、真に業務に活かせるような使い方ができていたかどうかはわかりません。

そんな中で、あるメンバが「チームとしてもっと いい感じ*1 にしていきたい」として、原点に立ち戻ってエクストリームプログラミングの輪読会をチームに働きかけて開催しました。

その中で、以下のような意識に対する考えが芽生えました。

  • われわれが今まで大事にしてきたこと
  • これからも大事にしていきたいこと

それらを言語化することでいい感じにオンボーディングしていこう、というムーブメントが生まれ執筆に至りました。

実際に今年の新入社員に対してのオンボーディングで利用し、Zucksとして大事にしていることとしてうまく伝えられたのではないかと思います。もちろんチームによって大事さの強弱であったり、ニュアンスの違いのようなものはあるでしょう。それはそれでよいのです。

また、これを公開することで、以下のような効果を期待しています。

  • 文化面に共感してくれた方を観測することができる
  • 少なくとも面談や面接などでそういった体験・経験を掘り下げて話をすることができる
  • ミスマッチなどは軽減できる

一方で、これは聖典ではない

The Zen of Zucks is not bible

こちらの章に書いた通り、これを過信し、無条件に受け入れることは思考停止です。本章の次の引用がまさに理由です。

その理由はとても簡単で、道具は便利に使うべきであり、人間が道具に使われるべきではないからです。

今はたまたま目的に合致した形で使えるものに仕上がっているだけで、スナップショットでしかありません。ソフトウェアと同じように常に最新の状態を保ち続けることが、これを公開するわれわれの責務だと考えています。

最後に

もともと社内向けに執筆したものではあったので、わりと尖った言い回しや社内ドメイン用語を用いて書かれていた部分があったため、外向きに公開するために様々な校正を行いましたが、伝えたいことはぶらさずにうまく書き上げられたと思っています。この場を借りて、協力してくれたメンバに感謝します。

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*1:いい感じ=敢えて言語化に遊びを持たすことで本質と向き合うためにZucks、ひいてはCARTA HOLDINGSでは度々使われる表現です