新卒とOJTに配属からの様子を聞いてみた【VOYAGE MARKETING編】

こんにちは!新卒エンジニア採用担当のさとみんです。

VOYAGE GROUPにはこの春9名の新卒エンジニアが入社し、4月末の配属からもうすぐ半年が経とうとしています! 今回は、VOYAGE MARKETINGに配属されたぐりと、ぐりのOJTであるよっぴーのインタビューをお届けします!

※OJTとは?…OJTは、業務を通じて仕事に必要な知識・スキル・マインドなどを新入社員に継続的に指導する存在です。VOYAGE GROUPでは業務の中で1人ひとりのスキルや個性に合わせて学んでいけるよう、OJT制度を取り入れています。

▼3行まとめ

  • やりたいと手を挙げると任せてもらえ、想像以上に働く自由度が高かった
  • わからないことに対して、チームを超えてみんなが教えてくれる
  • 「設計の選択肢を増やす」ことが今後の目標

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登場人物

ぐり(左):2020年入社の新卒1年目。VOYAGE MARKETINGに配属され、ECナビの技術的負債の返済などを担当。

よっぴー(右):2016年入社の5年目。VOYAGE MARKETING(以降VM)でECナビの技術的負債の返済などを担当し、ぐりのOJTも担当。

ーまずは、入社から配属までを教えて下さい!

ぐり:今年は入社式・研修・配属とすべてオンラインだったのが印象深いですね。配属希望を出すまでは約2週間で、研修ではVOYAGE GROUPや事業の説明、各事業部の方々との交流の時間があり、部署の雰囲気や現場のクルーを知ることができました。

よっぴー:VMでは、ランチ時間に新卒へ向けてエンジニアが普段行っている「昼会」を公開しました。進捗共有の様子や今後の方針について話し合う姿をそのまま見てもらうのが、1番部署の雰囲気が伝わるのかなと思ったので。

ぐり:正直話している内容は全然理解できなかったのですが(笑)、部署の雰囲気や毎日集まる機会があることを知れて部署選びの参考になりました。VM以外だと、ランチをしながら質問する場を設けてくれる部署が多く、各部署への自分のイメージと、実際はどうなのかの差分を埋めるのに役立ちました。

※VOYAGE GROUPでの配属先の決定について…本人の志向性をもとに人事や現場クルー、CTOとの面談を重ね、最も活躍できる部署へ配属が決定します。

ーどんな基準で部署を選んだの?

ぐり:ユーザーに近いところで開発できるかを重視していて、ECナビサポーターズを中心に話を聞きに行きました。「実際開発していてどう感じるか?」などを質問し、自分がやりたいことが本当にできるかを実際に相談したりもしました。色々な部署の話を聞けば聞くほど「どの部署に行っても楽しそうだな」という気持ちで着地したので、配属式ではいい意味でドキドキ感がありました。

ー晴れてVM配属になったその後は?

ぐり:配属翌日、最初は上長の福田さんとVM開発本部のどのチームに入るかを面談で話し合いました。ユーザーに近い部分のアプリケーションを触りたいと相談し、VMの各チームの状況を聞く上で最終的にリノベGというチームを福田さんに薦めていただきました。

よっぴー:リノベGは僕の所属するチームで、20年近く続くサービスであるECナビ

ecnavi.jp

技術的負債の返済が僕らの役割です。サービスも長年続くと、開発面ではシステムが複雑になっていて、誰も仕様を知らなかったり、使われているか分からない、似たような機能が乱立していたりと課題も蓄積されていき、例えば、「新しく機能を追加・変更するぞ!」という場合でも開発工数とは別に仕組みや影響の調査といった工数が増えてしまうケースがありますね。なので、開発の課題部分をきれいにする技術的負債の返済をしていき、ユーザーにより早く価値提供できるようにしていくのが僕らのチームの役割です。

ただ、いきなり「技術的負債の返済をしろ!」と言われてもさすがに難しいので、最初はECナビに慣れてもらうために、内部向けの管理画面の改修など小さめのタスクから任せていて、一通り触った7月頃からリノベGのタスクに着手してもらってます。

ー1番最初の仕事は?

ぐり:「ここが変だよECナビ」という提案企画をまず最初に任されました。ECナビを使って違和感のある箇所を事業部のメンバーに向けてプレゼンする企画で、配属された同期たちと相談しながら提案をまとめました。実際に自分が提案した中からだと、「ナビックの新着情報」のデザイン変更案と、ユーザーのお知らせ欄の見やすさ改善が採用されました。

▼実際のぐりの提案資料一部

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よっぴー:提案が採用されたのすごいよね!

ぐり:この企画を通して、気になったところは自分でどんどん提案できる環境だとわかりました。最近では、「このコードをきれいに直したいな」と思ったところはGitHubのIssueにメモしておいて、タスクが空いた時に直して自分からプルリクエストを出したりもしています。

ー開発周りでの初仕事は?

ぐり:管理画面の開発です。ECナビはポイントサイトで、一定期間を超えたユーザーのポイントは失効していくのですが、失効作業の一部でエンジニアが本番DBを触る作業が残っていて、より安全に作業が進むよう、これを無くすための機能開発を担当しました。その際、今まで学校の課題くらいでしか触れていなかったPHPに本格的に挑戦しました。

よっぴー:管理画面に着手してもらった狙いとしては、まずは小さいタスクから取り組んでもらい、ECナビのプロダクトのコードへ慣れてもらう意図がありました。初めて触るPHPについても、ぐりは周りのクルーにSlackで勉強の仕方などを質問していたよね。

ぐり:はい。実際、おすすめされた『はじめてのPHP』という本で勉強しました。プログラミング自体は他の言語でやっていたので、「PHPだとどう書くのか」という部分を書籍などで補完しました。他にも聞きたいこと・わからないことがあればSlackで質問をすると、全然違うチームの人も含めてみんなが集まって教えてくれるのでありがたいです(笑)

よっぴー:テキストベースで解決が難しいものは、在宅勤務でも適宜通話をつないだり、オンラインで画面共有をして一緒にコードを見ながら進めていきました。リモートながら、ぐりがドライバーで自分がナビゲータとしてペアプロをしながら進めていきました。

ーー最近取り組んでいる仕事は?

ぐり:最近だと、ECナビでの広告掲載の一部を自動化しました。ECナビ上に掲載する案件は、内部向けの管理画面から、運用担当の方がどの広告枠に何を掲載するかを手作業で登録しているのですが、一部の広告枠でこの運用を自動化しました。あとは、運用ミスが起きやすい管理画面の改善や、すでに利用されていない機能を見つけて削除、などもしています。

ーー実装を進める中で大変だったことは?

ぐり:要件の実装においていくつか選択肢があり、適切な選択肢を選んでいくのが難しかったです。メリット・デメリットをそれぞれ自分で出し、チームメンバーに壁打ちをしながらまずは自分主体で進めていきました。

よっぴー:ぐりは質問の際にすぐに答えを求めるのではなく、「こう考えているんですがどうですか?」という聞き方をしてくれたのがいいですね。タスクをこなすにつれて、ぐり自身の考えがブラッシュアップされていて成長を感じています。

ーー配属前と配属後でギャップはあった?

ぐり:配属前は仕事の進め方に関して、チームでやることが決まっていてそれに向けてやっていくイメージだったのですが、実際はやりたいと手を挙げると任せてもらえ、自由度がかなり高い印象を受けました。また、在宅勤務中も毎日昼会でリモートながら顔を合わせていたので、チームに打ち解けるのもそれほど時間がかかりませんでした。

ーーでは最後に、これからやっていきたいことは?

ぐり:リノベチームが技術的負債を頑張って返済していくチームなので、 やはりその部分でチームに貢献できるように頑張っていきたいです。また、ECナビのように長く使われているサービスでは、その歴史とともにうまくいっている設計・うまくいかなくなった設計を身をもって学ぶことができます。それらを学んで、『設計の選択肢を増やす』というのが個人的な目標です。自分の選択肢を増やしてそのタイミングごとにベストな選択が取れるようになりたいです!

よっぴー:自分の手持ちを増やして、リノベGやそれ以外の範囲でももっと幅を広げて動いていけるように一緒に頑張っていこう!

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