CTOのsuzukenです。今日は配属について書いてみます。
CARTAは事業がいろいろある。
CARTAでは20を超える事業子会社があります。その中でも、2023年4月入社の新卒エンジニアが配属される可能性のある事業部は次のとおりです。
- fluct
- Zucks
- CARTA COMMUNICATIONS (CCI)
- テレシー
- サポーターズ
- DIGITALIO
毎年HR本部から各部署にヒアリングをしていて配属枠を決めています。
- うちの部署はわりといま教えられる余裕あるから、多めに受け入れます
- いまは中途でもポジションが埋まっちゃったので、新卒エンジニアの受け入れは今年は控えておきます!
- こういうスキルをもっている人が欲しくて中途と同時に空けてるので、タイミングによりますがたぶんいけます!
などなど、なるべく最新の状況をまとめています。
配属は一人ひとりのキャリアと向き合い、面談でヒアリングしながら決めます。
「じゃあ希望の部署に投票して!あとは結果を待ってね!」というのではなく、一人ひとりと面談するところから配属先決めは始まります。
CARTAのパーパスは「人の想いで、人と未来の可能性を、拓いていく。」です。ここの「人の想い」にはもちろん、これから一緒にはたらく皆さんの想いもつまっています。「こういうエンジニアになりたい」「こういう未来をつくりたい」そういう皆さんの想いを私たちは第一に大切にします。なのでまずは皆の想いを聞かせてくださいという話をしています。
もちろん上述したように、事業部側にも受け入れの制約があります。1人のOJTが10人を育てる、といったことはしないようにしています。これはみんなの成長体験を最大化し、かつ事業をエンジニアリングできるようにするためにどうしても設けている制限です。かつ、人件費はコストですから、それ以上に利益を生み出せるように働きかけなければなりません。
最終的にエンジニアの配属は、CTOである僕と、HR、そして各事業のエンジニアリングのリーダーなど、多くの人たちが相談して決定します。「〜さんはこういう環境だときっとより一層成長するし、特に〜と一緒にやるとぐっと成長すると思う」など、スキル適性だけではなく、チームとのマッチングや相性なども考慮して話をしていきます。
もっとも大事なのは、皆のキャリアが描きたい未来に近づくことです。そのために、僕らも最大限サポートをしていきます。そして気持ちよく、事業での仕事に打ち込めるように、環境をつくっています。
どの事業も面白く、課題があり、成長環境がある。
配属にあたって、僕自身もTech Boardや各事業責任者から次をヒアリングしています。概ね次のことをきいています。
- どういう育成を想定しているか
- まず期待したいことはなにか
- 3年後にどういう組織でありたいか
などなど。それにあたって、配属そのものだけでなく、「CARTAのエンジニア組織としてどこに向かうべきか」を考える材料にもしています。これはCARTA Tech Visionにもつながっていますし、常にフィードバックをもらいながら環境を改善しています。
CARTAのエンジニア組織では、事業部を横断して育成を支援する環境があります。
- 技術力評価会による、事業部を横断した評価及び技術的なフィードバック機会
- 過去に実施されたすべての技術力評価会の発表内容・フィードバック内容が閲覧可能
- 日々開催されている読書会(直近だと「A Philosophy of Software Design」「単体テストの考え方 / 使い方」「情報アーキテクチャ」などの読書会が開催されています。)
- Slackでの相談(最近は
#frontend-knowledge-center
#data-engineering-knowledge-center
といった具合に各技術領域ごとの相談事、共有、あるいは雑談などをするチャンネルが流行っています) - 基本的に社内のすべてのプロダクトのソースコードを閲覧可能
こうした環境があるので、 「こういうケースでどう実装したらいいのかなー」と思えばSlackで質問しつつ過去の実装時の考え方のアドバイスをもらったり、「チームでどううまく進めたらいいのかなー」と思えば過去の技術力評価会での資料からアプローチを参考にしつつ当人に質問したり、という具合に、事業を越えてコラボレーションが生まれています。
CTO室ではこうした活動をさらに加速すべく、今年から相談室を新たに設置しました。チームで開発にまつわる困りごとがあれば、メンターとして経験あるエンジニアが相談にのれるようになりました。これについてはまた別の記事で紹介しようと思います。
まとめ
今日は配属について書いてみました。ポイントとしては、次のとおりです。
- 皆さんのキャリアをじっくりと聞き、それを第一に考えていること
- 事業として向かう方向、そして育成の環境について、皆で考え、日々改善していること
- どの事業においても、「事業をエンジニアリング」し、成長できる環境があること
もしよくわからない点があれば、HRや面接をしてくれるエンジニア、あるいは僕に気軽にきいてください!