Registered Product Owner™ Training体験記

こんにちは。CCIでエンジニアをしておりますmaekenです。
普段は開発エンジニアをしており、社内での組織変更など様々な変化がある中で
よりビジネス価値あるシステム開発に従事したいなと思い
タイトルにある研修を受講してきましたのでその体験記を書いてみました。

認定スクラムについては、流派みたいな形で複数あるのですが
今回、私が受講したのはこちらになります。

scruminc.jp

受講内容

詳細は上記サイトをご確認いただくことがよいかと思いますが、講義スケジュールとしては以下のような形になります。

講義スケジュール

合計2日間(9:00 ~ 17:40)
※お昼休憩は1時間30分くらいあったと思います。
カリキュラムは以下の通りとなります。

SPRINT1
  1. 自己紹介&チームビルディング
  2. パーキングロット&QA
  3. スクラムをする理由
  4. プロダクトオーナーの役割
SPRINT2
  1. アプリの創造
  2. プロダクトビジョン
  3. パーキングロット&QA
  4. 顧客を知る
  5. プロダクトバックログ
  6. パーキングロット&QA
  7. バックログリファイメント
  8. レトロスペクティブ
SPRINT3
  1. デイリースクラム
  2. イベントでのPOの役割
  3. パーキングロット&QA
  4. バックログの見積
  5. ビジネス価値&ROI
  6. スクラムのスケーリング
SPRINT4
  1. バックログリファイメント
  2. バックログの分割
  3. パーキングロット&QA
  4. スクラムパターン
  5. リリースプランニング
  6. パーキングロット&QA
  7. チームのバックログ
  8. まとめ&ふりかえり

どんな人が参加しているのか

多種多様な職種、年齢、スクラム開発経験の有無といったかなり多種多様な人が参加しています。
私はスクラム開発未経験者として参加しました。

どんなツールを使ったのか

  • MURAL www.mural.co こちらは運営側ですでに用意されているものを利用し、チームメンバー全員で議論をしていきます。 実際のMURALをお見せできないのが残念ではありますが…

どんなことをやったのか

「Registered Product Owner」とあるように、プロダクトオーナーとして役割などを
習得していくのですが、当研修内容をスクラムと見立て、スプリントを実施していきます。
講義内容としてはチームワーク、座学が私個人の感覚値にはなりますが、6:4くらいの割合です。
スプリントを実施していくにあたり、チームに分けられます。
この2日間を一緒に作業していくチームとなります。
チームの振り分けは運営側で上記参加者のステータスを見て、バランスを取った形で振り分けられますので、
このタイミングで参加者同士、はじめましてとなります。 自己紹介などを行い、1スプリントでの、PO、SM、メンバーを決め、スプリントを回していきます。
各チームごとにトレーナーが付いてくれるので、都度確認やアドバイスなどをもらいながら
各スプリントをSMを担当する方がファシリテーター、POを担当する方が意思決定をしていきます。
基本的なワークについてはチーム単位となるのでZoomのブレイクアウトルームを利用し、チームで検討を行っていきます。
チームで検討した内容などを全体に共有するといった機会もありますので、SM担当の方は発表をしていきます。 私はSM、POともに担当することになり、SMを担当した際にはチーム内で検討した内容を全体へ発表する機会もあり
普段することがないことを経験できたのはとても新鮮でありました。

すべてを書いてしまうと長くなってしまうので、要所をお伝えしたいと思います。
スクラムを回すということから1日目の最後にはバックログから改善するバックログは何かを決め、翌日に改善することを実施します。
私のチームでは、MURALを始めて使う人が多く、作業に支障が出ていたので、
2日目の講義開始前に集まり操作方法をお互いに共有しましょうといった朝練をしました。
OSで操作が違っていたり、ネットワークの問題であったり事象を共有することほぼ解決することができました。

今回の講義の中では、ある共通のお題からプロダクトビジョンの作成~ユーザーストーリーマッピング~優先順位の選定といったことも行います。
各プロセスにおいてPOがどのように関わるのかといった点を意識しながら進めていきます。 この講義においてはPOとして何をしなければならないのか、するべきではないのかといったことを把握することできました。

最後に、認定資格ということもあり試験があります。

講義の内容からすべて出題されます。
がしかし...日本語に対応している試験ではあるのですが、若干日本語が怪しいところもあります。
※この点については、運営側でも改善を進めてはいるということでした。
全部で30問あり、80%以上だったと思いますが...合格となります。
なかなか難しかったりします。

所感

今回、受講させて頂いて、改めてPOの難しさを感じることもありましたが、
POとしての役割として、バックログの優先順位の決定などを把握できたのはよかったと思いました。
私は認定SMも持っていることもあり、よりスクラム開発への理解度を深めることができました。
スクラム開発でなくとも、今回の経験を生かせる場は多くあるなと感じることができたので今後の業務に活かせていきたいと思います。 また、プロダクトオーナーのような業務を担当する際には、おすすめの研修ではないかと思います。