CARTA 技術広報のしゅーぞーです。
7/10(月)にCARTA HOLDINGS(以下、CARTA)で行われたSLO本の出版イベントを担当させてもらいました。
ありがたいことに大変盛況でした...!!
オライリー・ジャパン様の御厚意で、発売日前日にイベント会場にて販売していただきました。
企画から深く関わらせていただいたので、備忘録として
- 取り組み
- 経緯
- やったこと
- 得たこと
を書いていきます。
イベントのアーカイブは以下から見れます。
『SLO本』イベント登壇者、参加者からの反響
ひとまず好評なイベントとして終了して安心しました。
@ymotongpoo さんならびに登壇していただいた @katzchangさん、@wanimaru47さんからもご好評いただきました。
参加者からも大変好評なイベントでした。
本イベントにおけるCARTAの立ち位置とその経緯
本イベントは、@ymotongpoo と@katzchangの共同主催で行われました。
CARTAは会場スポンサーとして、会場およびオンライン配信オペレーションなどを担いました。
また、CARTA所属エンジニアが登壇し、SLIに関するセッションを行いました。
CARTA側の広報担当者として私が相談の窓口〜実際にイベント開催までを担当 していました。
開催経緯としては、端的に言うと社員からの紹介がきっかけです。
以前、@ymotongpoo と@katzchang が共訳した オブザーバビリティ・エンジニアリング 出版イベントのお話をいただいていましたが、実現できていませんでした。
今回も、CARTAは会場スポンサーとしての協力をご依頼いただき、即答で受けさせていただきました。
本イベントにおける、しゅーぞーの担当領域
今回のイベントについては、イベント骨子を成り立たせるための要素について、ほぼ全てにタッチさせていただきました。
- 企画の要件定義と運営の要望ヒアリング
- 社内キャスティング調整
- エンジニア社員の登壇ネタ調整(と実装)
- イベントの流れを決める
- エンジニアの登壇資料作成サポート
- 会場貸しのオペレーション
- オンライン配信のオペレーション
@katzchangには、「イベントの流れを決める」まで一緒に進めていただきました。
CARTAとしても、会場スポンサーとしての枠を超えて、企画から一気通貫で関わらせていただきました。
1. 企画の要件定義と運営の要望ヒアリング
最初期の要件は「SLO本の出版イベントをやりたい」しかありませんでした。 その時点では、どのように誰が話すのかまでは決まっていません。
解像度を上げていくと、以下のような要件であることがわかりました。
@ymotongpooが登壇することは確定
Zucksにおけるオブザーバビリティ・エンジニアリング変遷を語りたい(聞きたい)
現状におけるZucksのオブザーバビリティ・エンジニアリングを語れるエンジニアに話してもらう
2. 社内キャスティング調整
という事で、社内で要件を見繕ってエンジニアを探し、打診。
今回のネタは「SLI、SLO」であるため、SLI計算を目標にエンジニアが手を動かす方針になりました。
もちろん1事業部だけでなく、近傍の領域をやっている事業部、エンジニアに声をかけていき、もっとも無理なく話せそうな人を探します。
今回は @wanimaru47が適任と判断し、キャスティング打診しました。
3. エンジニア社員の登壇ネタ調整MTG
まずは@ymotongpoo、@katzchangとともに妥当なSLIの設計を行います。そこから実装、計算を目指し、その取組を話してもらうことになりました。彼らとともに、システムにおけるCritical User Journeyを定義し、SLI(成功イベント/全体イベント) の分母、分子を決定します。
イベントまでの時間は、おおよそ3週間。@wanimaru47には、タイムリミット付きの実装を行ってもらう運びに。
もちろんエンジニアアサインは事業部CTOを巻き込み、事業部としてのROI妥当性を判断してもらったあとにプロジェクトにアサインしています。
4. イベントの流れを決める
およそ2週間後、おおよそ話せる内容が確定してきてから、イベントの内容をまとめます。
@katzchangとともに、登壇の流れと発表の情報粒度を設計します。
今回のイベントでは、 3つのセッションに対して明確に情報粒度を設定していました。
セッションをやるたびに
- SLI, SLOの概念(@ymotongpoo)
- 広告ドメイン入門と広告におけるSLI, SLO(@katzchang)
- 広告業界の個社における計測の課題とSLI実装(@wanimaru47)
と、 徐々に内容に具体性(事例)を増すような設計 にしています。
こうすることで 、参加者は 概念的なところから理解しはじめ、全てのセッションを聞き終わったあとは、現場に接地した議論ができるようになるはず です。
あとはやるだけ
- エンジニアの登壇資料作成サポート
- 会場貸しのオペレーション
- オンライン配信のオペレーション
あとは、やるだけです。@wanimaru47が上げてきてくれた資料を一緒に手直ししたり、アイキャッチ作成したり、来客対応したり、配信したり、です。
お三方にも登壇していただきました。
実は@ymotongpoo, @katzchangの資料は初見だったので結構ワクワクでした。
やってみてどうだった?
ありがたいことに質問サービス、Sli.doには多くの質問をいただきました。
頂いた質問は、概念的なことから現場に浸透させるためのコミュニケーション、実際の実装に向けた話など。
イベント最中では解答が困難なほど多く、様々な深度の質問をいただきました。
おおむね 当初に設定していた程度の伝わり方が達成したこと がわかり、イベント途中にも関わらず安堵した記憶があります。
裏方の思いも、人に届く
このイベントで 強く体感したことは「裏方の思いも、人に届く」こと です。
裏方が「本気で良いイベントにする」と腹を決めれば、周りも乗ってきてくれます。
結果として、 総体としての熱量が上がり、良いものに仕上がっていきます。
主催者と共に創ることが出来たイベントだったのかな、と思います。
謝辞
このイベントは私一人では、なし得ませんでした。
@ymotongpoo には、イベントを持ってきていただき、登壇ならびに様々な調整を行っていただきました。
@katzchangには、会場選定から企画から大変ご尽力いただきました。SLI実装のサポート、登壇における情報設計までご協力いただいておりました。
オライリー・ジャパン矢野様には、書籍の手配、現場での販売などご尽力いただきました。
@wanimaru47には、イベントに向けてSLIを実装してもらう、というプレッシャーがある状態の中で、ウルトラCをやっていただきました。ありがとうございました。
同僚の@saku_238には、当日運営のサポートならびに会場利用するリソースの作成など尽力していただきました。