はじめに
こんにちは。TechDivの宇治川です。
今回はAWS 認定クラウドプラクティショナーに合格したまでの道のりを、振り返りの意味も込めてこのブログにてお話させていただきます。本試験のNDAにより試験内容については触れることできないので、全体的な勉強方法などを中心にお話しようと思います。
目次
AWS 認定クラウドプラクティショナーとは
AWS 認定クラウドプラクティショナー試験は、AWS クラウドの知識とスキルを身に付け、全体的な理解を効果的に説明できる個人が対象です。その他の AWS 認定で扱われる特定の技術的役割からは独立しています。
引用:AWS 認定クラウドプラクティショナー | AWS
まずAWS認定資格は、役割別の認定資格で、大きく4つの「クラウドプラクティショナー」「アーキテクト」「開発者」「運用者」という役割があります。その中でも「クラウドプラクティショナー」は、AWSサービスやユースケースだけでなく、セキュリティや料金モデル等、幅広く概要を網羅した認定資格です。クラウドプラクティショナーとは、「クラウドを実践(プラクティス)する人」という意味と捉えるといいかもしれません。
クラウドプラクティショナーの取得経緯について
経緯は大きく2つあります。自己紹介も兼ねてお話させてください。
1. AWSに関する企画力と説明力を高めたいと感じたから
現在、私は入社3年目で、アジャイル開発(Scrum)のプロダクトオーナーの役割を担っており、今まで6つのプロダクトを担当してきました。その中で、社内向けプロダクト・社外向けプロダクトに関わらずROIの最大化を実現するためにクラウドサービスの利用は必要不可欠でした。しかしながら、プロダクトの企画段階でクラウドサービスに対するセキュリティーやコスト、クラウドサービスを組み合わせて合理的な運用を実現する自動化運用に対する理解が不足していました。また、企画が通ったとしてもエンジニア側にクラウドの要件に対する説明力が足りず、"よく分からないけどエンジニアの皆さんいい感じによろしくお願いします" のような説明になってしまい、個人的に非常に申し訳ない気持ちでいました。
2. AWSのMachine Learningサービスを活用する上で必要不可欠だと感じたから
私は普段、プログラムの実装業務はしないのですが、ML領域においては企画を実現するための検証として実装をすることが多々ありました。その中で、Amazon SageMaker や Amazon Personalize、Amazon Forecast といったAWSのMLサービスを利用していました。※ここでAWSすごい...!と気付きます。ただ、MLサービスを使って良いモデルが出来たとしても、それを運用して継続するにあたってはMLサービス以外も必要不可欠で、さらにクラウドを利用したコスト最適化を図る必要がありました。
試験結果は?
860点/1000点 合格
試験時間は90分。合格最低点は700点。
試験会場はテストセンターで受験しました。
受験料金は 11,000 円(税別)
勉強方法について
この順番で1週間、時間があるときに勉強しました!
1. 参考書で勉強
個人的に本で学習した方が頭に入ってくるので、まずAmazonで参考書を購入しました。この本を1週間で3週することを目標に学習しました。様々なサービスがあるので、丸暗記ではなく論理的に物やサービスを覚えれるように気をつけました。
参考書:AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー
2. AWSの無料デジタルコースを受講
すごく良い!
1年前のデジタルコースに比べてすごく良くなっていました。日本語の字幕の精度も良く内容もスラスラ入ってきました。こちらは参考書を読んだ後に受講しました。1,2年前のデジタルコースを理由に受講を断念した方、今すごくよくなっていますよ!※実際私はこのデジタルコースが原因で過去挫折しました...
デジタルコース:AWS クラウドプラクティショナーの基礎知識 (第 2 版)
3. サンプル問題を解く
AWSが公式に出しているクラウドプラクティショナーの問題です。この問題は比較的に簡単な方だと思います。
AWS公式サンプル問題:試験のサンプル問題
4. Udemyの問題を解く
感覚的にもう少し難しい問題にもチャレンジしておきたいと思ったので、難易度が高い問題を中心に構成されているというUdemyのコースを受講しました。試験を受けた後に思ったのが、Udemyのコース受けていて本当によかったと思いました...
Udemyコース:この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(7回分455問)
受験後の感想とまとめ
AWSに関わる人の中でエンジニア以外の全ての人が取得した方が良いと感じました。AWSのコストやセキュリティーに関してもこの資格を取ればAWSの責任範囲を理解した上で学べるし、合理的な運用を考えたAWSサービスの組み立てアイディアも出せるようになると思いました。非エンジニアの皆さん、是非受けてみてはどうでしょうか?