こんにちは!fluct でデータエンジニアをしている aladdin です。
今回、サンフランシスコで6月2日〜5日に開催された SNOWFLAKE SUMMIT 2025 に参加してきました。初の国際カンファレンス参加ということもあり、正直不安もありましたが、それでも「行ってよかった!」と心から思える参加でした。
国際カンファレンスへの参加となると、たとえ会社からチャンスをもらえたとしても「どううまく時間を使えば良いのか」迷いますよね!
本記事では、私が感じた「国際カンファレンスに現地参加する価値を最大化する方法」について以下の3つのポイントからお話しします。
普段出会えない業界の人たちと積極的に話そう
長期滞在だからこそ、より深いコミュニケーションを
言語の壁を乗り越える工夫をしよう
ぜひ国際カンファレンスに参加を迷っている方は読んでみてください!
その前に...前提
私が所属するfluctでは、Snowflakeへのデータ基盤の移行を終え、まさにこれから
データをどうビジネス価値に繋げるか
そのための基盤をどう進化させるか
というフェーズにあり、よりSnowflakeへの知見を必要としている時期でした。
そんな中、サンフランシスコで開催されたSNOWFLAKE SUMMIT 2025に、私たちfluctから2名、そして同じグループのCARTA MARKETING FIRMから2名の計4名で参加しました。私含めて、内3名は今回初参加でした。
初の国際カンファレンスということもあり、不安も多かったですが、とにかく楽しみつつ仕事につながる有益な情報を持ち帰るぞ!というやる気で参加してきました!
では詳しく見ていきましょう。
1. 普段出会えない業界の人たちと積極的に話そう
海外の大規模カンファレンスが持つ最大の価値は、国内のイベントではなかなか出会えないような、多様な業界の参加者と交流できる点にあると思います。
今回のSNOWFLAKE SUMMITには日本から約300人が参加していましたが、その内訳はエンジニアに限りません。データエンジニア、データアナリスト、そして経営層に近いビジネスサイドの方々も多く参加していました。 また、参加者のSnowflakeへの習熟度も、「これから導入を検討する」という方から、世界レベルのエキスパートまでさまざまです。
こうした異業種の方々と話すことで、我々が所属するCARTA HOLDINGSの事業ドメインでは思いもつかなかったようなデータの活用事例や逆に業界特有の厳しいデータの扱いの制限など業界特有の話が得られます。
SNOWFLAKE SUMMITでは数多くの技術トピックが飛び交いますが、それらがなぜ採用されているのかは、それぞれの事業ドメインの特性と密接に結びついています。例えば、「なぜあの会社は、この技術スタックを選んだのか?」という背景には、その事業ならではの課題や制約が色濃く反映されています。こうした事業と技術の結びつきを沢山知り、学べることはSNOWFLAKE SUMMIT規模ゆえに出来ることなのかなと思います。
2. 長期滞在だからこそ、より深いコミュニケーションを
カンファレンスは4日間という長い期間と国際のオフライン環境が他のイベントとは大きく異なる特徴です。
数時間で終わる国内イベントと異なり、国際カンファレンスでは数日間、参加者は同じ空間を過ごします。そして公式に用意されたイベント、コミュニティ開催によるイベント、至る所に交流の機会があります。
こうした環境が、話してみたいと思っている相手との距離をぐっと縮めてくれます。4日間という時間は、最初は技術的な話から始まったとしても、最終的には普段の仕事の悩みや今後のキャリアといった、よりパーソナルなテーマについて相談できるほどの信頼関係を築くには十分な長さだなと思います。
私も滞在時間に他社の方々と「脱出ゲーム」に参加するなど、思いもよらぬ場面で交流を深めることもできました。
3. 言語の壁を乗り越える工夫をしよう
国際カンファレンスは全てのセッションが英語で行われます。またスポンサーとして参加しているブースも英語でのコミュニケーションが基本です。となると、英語が苦手な人にとってはかなりハードルが高い、、と感じるかと思います。しかし、とは言っても一朝一夕で英語を習得できる訳ではないので、ここは頑張って英語でコミュニケーションを取っていくしかありません。でないと、せっかくの最新情報を得ることはできません。しかし、以下のような工夫で、英語でも沢山の情報を得ることができたのでいくつか紹介をします。
パネルディスカッション形式のセッションは難しい
複数人の発表者によるパネルディスカッション形式のセッションがありますが、それらのセッションの英語は非常に難しいと感じました。こうしたセッションは、自由に会話が展開されたり、スライドもあまり表示されないため、純粋に英語力が求められます。ついていくのが大変でした。英語が苦手な方は、できる限りパネルディスカッション形式でないセッションを選ぶと比較的聞き取りやすい可能性が高いです。
上級者向けのセッションが聞き取りやすい
これはエンジニア向けかもしれませんが、より技術的な内容の上級者向けのセッションの方が、具体的な内容ゆえに英語が聞き取りやすいです。というのも、具体の技術用語が多く登場するために、普段から聞き馴染みのある用語も多くでてくるため、内容についていきやすいです。また、こうしたセッションはスライドも豊富に用意されていることが多いイメージです。これから導入する方向けの初心者向けのセッションや、「これからこういうのをやっていくぞ!」といった将来の方向性を示すセッションなどは、範囲の広い話題を扱うセッションは、理解が難しくなりがちです。これらのセッションでは普段聞き慣れない単語が多く登場し、話の内容が大きく抽象度が高めになることが多いためです。
ブースは複数人で回れると心強い
1人でブースを回る場合、質問が上手くできず、わかったつもりになって立ち去ってしまうことがあるかも知れません。複数人で行くと、誰かが質問をしている間に翻訳機を使って質問文を考えたりする余裕もできます。また、何人かで行くだけでも自然と安心感があり、多くのコミュニケーションを必要とするデモ体験なども安心して体験できます。
一緒に回る人がいない場合は、コミュニティなどを活用して一緒に行く人を募るのも良いと思います。おそらく多くの人が英語でブースを回ることに抵抗感を覚えて、一緒に回る人を求めていると思います。
まとめ
ここまで「国際カンファレンスに現地参加する価値を最大化する方法」について話してきました。
今回のSNOWFLAKE SUMMITへの参加をすることで、自分の仕事に対するヒントも多く得ることができました。Snowflakeのアップデート情報からだけでなく、多くの人と沢山話すことで当初は想定していなかった情報を受けることができました。またもっと成長したい!と強く刺激を受けることもできました。
更に英語が出来るようになれば、より多くの人ともコミュニケーションを取れるので、次に国際カンファレンスに参加できる機会があれば、英語も上達して臨みたいなと思っています。
英語や海外という環境ゆえに、行きたいけど怖いと思っている人も多いかもしれません。しかし、現地で得られないものがとても多いのでぜひ参加をしてみることをおすすめします!
(今回一緒の参加したfluctのエンジニアとパシャリ)