この記事はCARTA TECH BLOG アドベントカレンダー2024の12/7の記事です!
DIGITALIOでエンジニアをしているguriです。
VALUEにも「スピードは力。」とある通り、CARTAではユーザーに速く価値を届けることをとても大切にしています。
今日は私が最近仕事を進める中で意識していて、実感としても良さそうだなと思っていることについて書いてみようと思います。
意思決定のタイミングを定例に合わせない
何か相談事があったり意思決定に迷った時、あらかじめ予定された定例ミーティングなどを待たずに進められるように意識的に動くということをしています。
例えば、「んーちょっとここの設計迷ってるんだけど、今日の〇〇時から定例あるからそこで相談するかー」ということありませんか?私自身このような判断を実際にしていました。しかし、最近はステークホルダーが集まる会が近くに予定されているとしても、なるべくリアルタイムのコミュニケーション(口頭・テキスト問わず)で相談・意思決定を行うように心掛けています。定例は多くても1日1回とか、長くて1週間に1回などで設定されるものも多いと思います。定例を意思決定の場として使おうとすると、以下のような問題があると考えています
決めたいことを定例まで保留にすることで、その後の仕事が仮説の上に仮説を積み上げるような形になってしまう
「こっちで行くとしたらこうなるけどあっちで行くとしたらこうだな」というのを頭の中で記憶しておくのはそもそも負担ですし、どちらかで行くと決めて速く進めれば、うまくいかなかったとしてもすぐに方向修正することができます。
意思決定の遅れはそのままソフトウェアのデプロイスピードに悪い影響を与える
意思決定のスピードが遅くなることは作るものが決まらないということなので、そのままデプロイスピードの遅れに直結します。1日に何度もデプロイするソフトウェアの意思決定のタイミングが1日1回の定例に影響される、というのはそれだけですごくもったいないことなのではないか?と最近は考えています。
定例はどのように活用したいか?
定例は本来定期的に話したいトピックスがあり、そのために時間を取って設定されているはずです。参加者も満遍なく設定されていると思うので、がっつり議論したい・相談して決め切りたいというトピックスがあるのであれば、それはそれ専用の人で改めて時間を取って進める方が良いと思っています。
一方で、「この辺りで困ってること何かある?」といったPULL型の相談の場として活用するには定例は良い場だと思います。意思決定をする場を意識的に作ることで、「定例で持ってきた相談事を話し込んでたら時間が来てしまった」ということが少なくなり、すごく軽い相談なんだけど雑談的に話してみるかというのも定例の中で気軽にやり易くなります。